解説を終え、石田は、トーナメントで優勝した黒田斗真選手とともに囲み取材を行った。石田は「(K-1を)生で観戦させて頂いたのは2回目なのですが、前回は緊張し、迫力にも圧倒されてばかりで、すごくまばたきをしてしまったなという後悔があります」と振り返った。今回は「しっかりこの目に焼き付けることができたなと思いますので、心から試合を楽しめました」と笑顔を弾けさせた。
「興奮したところは?」と尋ねられると、黒田選手について、「数少ない試合ではあるのですが今まで私が観てきた中で、一番強いパンチだったなと思います」と脱帽の様子。「最後のKOの瞬間は、声が出てしまうほど私も興奮しました」とも。
今回のトーナメント出場選手の平均年齢は21.38歳。「同年代としていかがですか?」と声を掛けられると、石田は「同年齢というくくりにされると自分が情けないくらいです(笑)」と苦笑いを浮かべ、「私は今23歳なのですが、今回、ほとんどの方が私よりも年下の方でした」、「リング上以外の所だと、本当に実年齢といいますか、10代、20代の若い感じが出ているのですが、リングに上がると年齢を感じさせないパワフルさといいましょうか、本当にしっかりした戦い方をされていて、そういう部分では気持ち的にも尊敬できるなと思いました」と実感を込めて言葉にした。