テニスの4大大会の主催者が現地時間1日(日本時間2日)、女子テニスの大坂なおみに関する声明を公式サイトで発表した。
大坂は、全仏オープンの開幕前に、選手の心の健康状態が無視されているなどの理由で、試合後の記者会見に応じないことをTwitter(ツイッター)で表明。これを受け、大会主催者は大坂に罰金を科し、その結果、彼女は現地時間31日(日本時間1日)に大会を棄権することを表明。その際に合わせて、自身が初めて4大大会で優勝した2018年の全米オープン以降、長い間うつ病に悩まされていたことや、大会主催者に謝罪の手紙を書いたこと、そして今後について大会側と話し合っていく意思があることを明かしていた。
大坂に対して大会主催者は「コートを離れている間、可能な限りのサポートと支援を提供したい。大坂選手は非常に優れたアスリートであり、彼女が適切と考える時期に復帰されることを期待しています」と支援を表明。
さらに、「スポーツには、プレイヤーが他のプレイヤーよりも不当に有利にならないようなルールや規制が必要です。私たちは、選手、ツアー、メディア、そしてテニス界全体と協力して、意義のある改善を目指します」と大坂が訴えたメンタルヘルスの問題を改善していく考えであることを明かした。