『竜とそばかすの姫』主人公のキャストが注目のミュージシャン・中村佳穂に決定! | RBB TODAY

『竜とそばかすの姫』主人公のキャストが注目のミュージシャン・中村佳穂に決定!

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中村佳穂(c)2021 スタジオ地図
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 細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』の主人公・すず/ベル役を中村佳穂が演じることが決定した。


 同作は、高知の田舎町で父親とふたりで暮らす、17歳の女子高生・すずを主人公とした物語。舞台となるのは全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット仮想世界「U」。母親の死をきっかけに、歌うことができなくなっていたすずは、「U」では自然と自ら作った歌を披露することができ、その歌声で世界に注目される存在に。そして、ベルの前に「U」で忌み嫌われる竜の姿をした謎の存在が現れ物語が動き出していく。

 今回、すず役に決定した中村は29歳の京都出身のミュージシャン。20歳から本格的に音楽活動をスタートし、2019年にリリースしたアルバム『AINOU』で注目を集め、『FUJI ROCK FESTIVAL』にも2度の出演経験を持っている。

 細田監督が自ら「すずを見つけ出す」と意気込んで開催したオーディションで「彼女こそすずだ!」と大絶賛したのが中村だったという。元々、細田監督は、中村の楽曲「そのいのち」に心打たれ、数年前にライブ会場に足を運ぶなどして親交があったそうだが、「演技もできる人だったとは……こんなことになるとは思わなかった」と今回の起用は全く予想だにしていなかった様子。一方、中村も高校時代に見た細田監督の『時をかける少女』が強く心に残っていると話し、オーディション後にオファーが届くと、今作の絵コンテを見て監督の作品への思いに大きな感銘を受け、演技未経験ながらも、出演を決意したとのことだ。

 12日間に及ぶアフレコを終えた中村は「頑張りました!」と充実した大きな笑顔を見せ、「最初は、私の思う“悲しい”とすずの思う“悲しい”は違っていて、日が経つにつれて、すずはこう思っているんだ! と監督が話す意図が分かってきて、それからは楽しくアフレコに参加することができました」と振り返った。また、“すず”と“ベル”の演じ分けについては「気持ちを変える作業を、服装に手伝ってもらった」と答え、すずを演じる時にはなるべく低い靴を、ベルの時はこのために購入したヒールの高いパンプスを履いて気持ちを切り替えながらアフレコを行った、とこだわりの裏話を明かした。

 なお、中村は歌姫・ベルとして、同作の劇中歌を数曲披露することも決定。音楽監督の岩崎太整や豪華作曲家陣たちと意見を交わし、中村本人が一部楽曲の作詞も担当するなど、制作の段階から参加。すでに予告映像で解禁されている楽曲の他に、中村がベルとしてどのような楽曲を披露するのか注目だ。

《松尾》

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