佐藤二朗が、12日放送の『土曜スタジオパーク』(NHK)に出演。主演するドラマの解説中、意外な一面を見せた。
今夜から全5話で放送されるオリジナルドラマ『ひきこもり先生』。焼き鳥屋を営む主人公・上嶋陽平(佐藤)は、信頼していた友人に裏切られ、多額の借金を背負った心の傷から、ひきこもりに。結果、 当時5歳の娘、妻も捨ててしまう。以来、ずっと自分を責め続けている彼だったが、ひょんなことから公立中学校の非常勤講師となり、不登校の生徒が集まる特別クラス「STEPルーム」を受け持つことになる。
佐藤はこの上嶋という役どころを演じた感想として「正直しんどかった」と吐露。「あまりにしんどすぎて、家に 帰って晩酌してもちょっとブルーな自分がいた」と振り返った。
続いて、本作を通して伝えたいメッセージを語っていた佐藤だったが、不意に声をつまらせ涙目に。「…俺、急に泣きそうになっちゃった」と、泣き出すのをなんとかこらえた。
突然こみ上げた感情に「…ごめん、ごめん、急になんだろう」と謝る佐藤。ハリセンボン近藤春菜は「上嶋さんに対する二朗さんの思いというのもすごく伝わりました」と返した。
佐藤はそれでも「ごめん、ごめん、ごめん、いかん。いかん。生放送、いかんいかん」と陳謝。それでも彼は「ひきこもりは甘えではないかという声があるが、いちばん苦しんでいるのは本人、家族、周りの人」と主張。「このドラマで、甘えではないかという声は覆したい」と決意を語っていた。