堀ちえみが、15日放送の『チマタの噺』(テレビ東京系 )に出演。歌への想いを語った。
2019年、舌がんのステージ4と宣告された堀。頸部リンパ節や舌の6割を切除し、太ももの組織を移植する舌の再建手術が行われた。そのあとも闘病していたが、現在は復帰している。
そんな彼女はデビュー40周年記念ライブに向けて奮闘中だという。「歌はリズムがあるので逆に体が覚えている」と告白。一方で、「かなりの腹筋と声量を使わないと(歌えないという)大変さがあるが、『だからできない』と思いたくない」ときっぱり。
「逆にそういう障がいを持っていると、パワーがぶわっとね。押していけるパワーが底から湧いてくる」と言及。そうしたパワーが自分にあると気付けたのは、「この病気になったから」とも告げ、「ここまで私は歌うことに努力してなかった」と、これまでの歌手人生を振り返った。
堀はまた「正直言って、(病気になって)良かったと思うことは何ひとつないし、痛いし、悲しい。でもそっちに目を向けるよりも、たくさん人の…」と言うと、笑福亭鶴瓶が引き取り、「それで勇気づけられてる人がめっちゃおるよ」と指摘。堀は「ですかね?だったら私、生きててよかったって思いますね」と安堵した。
鶴瓶は、こうした病気について「中途半端に立ち話してわかるもんじゃないからね」とコメント。 「来ていただいて、ほんまによかった」と感慨にふけっていた。