2007年にトラックによる交通事故で長女を亡くしているタレントの風見しんごが、30日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に生出演。28日に千葉県八街市で起きた児童死傷事故に際してコメントした。
28日、千葉県八街市の市道でトラックが下校中の小学生の列に突っ込み児童5人が死傷。県警は、トラックを運転していたドライバーを自動車運転処罰法違反(過失傷害)で逮捕。ドライバーは、都内に資材を運んだ帰りに飲酒をしたことが供述で明らかになっている。なお危険運転致傷罪の適用も視野に入れて捜査している。
このニュースに際し、2007年、長女を登校中の事故で失った風見は、「いつも、いつも思うんですけど、大人が作ったルールを守っている子どもが、そのルールを破った大人の手によって命をなくす……こんな理不尽なことはないです」と力を込めた。
さらに「飲酒運転は犯罪ということは、みなさん知ってますよね?」と切り出し、「(飲酒運転が交通事故ではなく)“交通犯罪”という意識を持ってないと、なかなか事故は減っていかない」と主張。
そして「自分自身に対する反省もある」とした上で、「登下校のとき一緒に歩いてほしい。雨の日の登下校、冬の登下校、それをぜひ、やってほしい」と、親世代の視聴者に呼びかけた。
理由として「僕はしなかった。忙しいから、何かに理由をつけて僕は娘にしてやれなかった」と後悔。「もしそれをやっていればいろんな危険が大人の目から見ても気が付いて、少しでも予防になったのかな」と涙ながらに再発防止を訴えていた。