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倉科カナが、16日放送の『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)で、 役者人生最大のピンチを語った。
6年前、舞台『タンゴ・冬の終わりに』に出演した倉科。だが開幕して数日後、彼女は突然、虫垂炎を患ってしまう。病院へ駆け込み、点滴を打ちながら薬で痛みを和らげる倉科。そして翌日以降も舞台に立ち続けたという。それは共演者に尊敬する女優・梅沢昌代もおり、そうした先輩や観に来てくれる客に迷惑をかけたくなかったのだとか。
だがその数日後、今度は身内の不幸を伝える電話が入る。体調も思わしくない中での知らせに身も心もギリギリ。彼女はこのまま最後まで乗り切れるか自信がなかったという。
ある日の開幕直前。体が重く、限界を感じたという倉科。すでに観客も入場しており、逃げられる状態ではなかった。そんな彼女が目にしたのは楽屋にあったポストカード。そこには梅沢の直筆で、「カナ様へ 何か辛いことがあったようですが、それを“力”に変えて舞台に立っていたと思います。熊本女、踏ん張れ!!」というメッセージが書かれていたという。
そんな先輩からの言葉に、「つらい気持ちも苦しい気持ちもそのまま舞台での表現に活かせばいい」と背中を押された気がしたという倉科。そのさり気ない心遣いに元気をもらい、最終日まで演じ切ることができたと語っていた。ちなみに、その時のポストカードは今でも大切に持っているという。