映画『犬部』主人公のモデルとなった獣医師・太田快作氏が舞台挨拶に登場! | RBB TODAY

映画『犬部』主人公のモデルとなった獣医師・太田快作氏が舞台挨拶に登場!

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(c)2021『犬部!』製作委員会
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 獣医学部に実在した動物保護サークル「犬部」をもとに描いた青春映画『犬部』は現在公開中。このほど、同作の主人公・花井颯太(林遣都)のモデルとなった獣医師の太田快作氏と、脚本を務めた山田あかね、そして篠原哲雄監督による舞台挨拶が行われた。

 撮影の準備に約2年という年月を費やしたという今作。太田氏は「犬部という名前がスクリーンに上がった時にすごいなと。自分が昔作ったものがこういう風に出してもらえるのは幸せだなと思いました」と感慨深げな様子で、続けて、「動物愛護の問題は、実際みんなギリギリでやっているのでお互いを批判し合ってしまい、状況が進まない部分も結構あるんですが、映画の中では、色々な人がそれぞれの立場で責任を持って行動していて、様々な想いで動物と向き合っている部分をちゃんと描いてくれた気がして、すごく嬉しかったです」と動物愛護の現状についても交えつつコメント。しかし、山田からはすかさず「最初怒られてる気がした、って言ってませんでした?」とツッコまれると、「僕自身も、(映画の主人公の)花井さんもめちゃくちゃな人間なので(笑)、映画にあったように周りが大変な思いをしたんだろうな、と。それを見せつけられてるような気がして……」と居たたまれなさそうに話し、会場はあたたかな笑いに包まれた。

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 篠原監督から、実際の学生時代について聞かれると太田氏は、「サポートしてくれる人たちはいっぱいいましたが、完全に自分と同じ空気感を感じるような熱意の人は、同級生には正直いなかったような気がします。それは無理だよ、と言われることが多かったのですが、若かったのでそれを逆にモチベーションに繋げてる部分もありました。中には、無理だと思うけどやってごらん、と言ってくれる人もいて、そのおかげもあって乗り切れました」と回顧。さらに「一番の恩師の先生は実験動物の研究をしている先生でした。お互いに考えが相容れない部分もありましたが、自分がどうこうではなく学生が真剣な気持ちでやろうと思っていることを認めてくれて、そういう部分は触発されました」と、作品に登場する安室教授(岩松了)と重なるような人物が実在したというエピソードも飛び出した。

 さらに、事前に公式SNSで募集した質問に回答するコーナーも。篠原監督から「これから犬を飼いたい人へ何かアドバイスされたいことはありますか」と問われた太田氏は、「飼う飼わないの議論はありますが、僕は全員に飼って欲しいと思ってます」と力説し、「ただ、愛犬や愛猫を亡くされた方に昔はすぐに飼った方がいいと伝えていたのですが、2年ほど前に花子を亡くした自分も、今も犬を飼えているわけではなく、最近はそのアドバイスもなかなかできなくて……。僕自身も、どうするのが良いか分からないところもあります……」と、劇中に登場する花子のモデルとなった愛犬のことを思い目頭を熱くする場面も。また、本編にチラリと出演していた太田氏は林遣都と共演した際の印象について聞かれると「不思議な役者さん。オフの時はオーラをなくして、そこに居るのも気付かないのでは、というぐらい。でも本番になると、同じ人間か!? というぐらい別人になりますよね。切り替わった瞬間のオーラがすごくて、うちの病院のスタッフも驚いていました」と、実際に現場で目の当たりにした主演俳優の力量に感動した様子で振り返った。

《松尾》

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