慎吾ママ、草彅の慶喜…Eテレ新番組の突然スタートにネット驚き

　香取慎吾、草彅剛、稲垣吾郎の3人が、13日にスタートした新番組『ワルイコあつまれ』（NHK Eテレ）に出演。ネットで反響を呼んでいる。

　同番組は「学校で教えてくれそうで、ちゃんとは教えてくれないこと」がコンセプト。自由に外出ができない昨今、家で楽しく社会見学をしているような気分になることができる教育バラエティー番組だという。

　そこで展開されたコーナーが、タイムスリップトーク「慎吾ママの部屋」。香取が、その代名詞とも言える“慎吾ママ”に扮し、歴史上の偉人とトークを繰り広げるというもの。

　今回、慎吾ママ仕様のピンク色の部屋に招かれたのは、草彅剛演じる徳川慶喜。彼は大河ドラマ『青天を衝け』で同じく慶喜役で好演しているが、その役柄のまま慎吾ママと、時空を超えた対談を始めた。

　慶喜（草彅）は、見慣れないスタジオの光景に不思議そうにあたりを見回しながら、「なかなか華やかな場所であるな」「私のお城ではないものがたくさんあるな」と戸惑いながらも、慎吾ママの「ご出身は？」「食生活は？」「趣味は？」といった質問に律儀に答えていった。

　その他にも、昭和の大スター勝新太郎の破天荒エピソードを、稲垣吾郎が昔ばなし風に読み聞かせる「芸能界むかしばなし」や、美術館に“陳列”されている本物の人間国宝の方に、引率の香取先生と子供たちが質問していく「国宝だって人間だ！」といった、攻めたコーナーが満載。

　ただし同番組は一切事前告知なしで始まったことから、SNS上では「NHKがぶっ壊れたww」「今月一番驚いた笑」「えっ、どゆこと」など、驚きの声に包まれている。なお同13日、Eテレでよる7時25分に再放送される。

　今回出演する3人がコメントを寄せている。
・稲垣吾郎「スタジオバラエティーを3人でやるのは久しぶりでしたし、今回Ｅテレということもあって、これまでとは違った楽しみ方をしていただけると思っています。大人になると、自分のパターンを無難に選んでしまったり、思考が凝り固まってきますよね。子どもに伝える番組でありながら、大人も楽しめる、なにか気づかされる番組になっていると思います」

・草彅剛「この番組は「ワルイコあつまれ」というタイトルですけど、ワルイコというのはちょっと茶目っ気のあるいたずらっこな人の生き方や人生を表していて、そんな方々を子どもたちや僕らを通して紹介していきます。僕たちにとっても刺激的な番組になったので、新鮮な気持ちで見てくださるとうれしいですね」。

・香取慎吾「僕自身のアイデアも出しながら番組を作りましたが、すごく楽しいものができたと思っています。絵を描くとき、僕も絵の具を洋服でふいたりします。人生においてみんながやらないような“いたずら的なワルイコト”を求めているところがあるので、この番組に登場するオトナにも共感する部分は大きいです。とってもおもしろいものになりましたので、たくさんの人に見てほしいですね」。