吉岡里帆、演劇祭の実行委員長に就任「荷が重いと思ったんですけど…」
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今年で3回目を迎える同演劇祭。有名・無名問わず、全国から厳選された10の劇団から、演劇に携わる才能を発掘し、全国へ輩出することを目指している。今年の実行委員長は、学生時代に関西の小劇場で活動していたという吉岡が就任することに。イベントには、彼女のほか、フェスティバルディレクターの板尾創路、スペシャルサポーターの西田シャトナー、行定勲、一色隆司が出席した。
期間中、劇団による演目を目の前で観劇。各賞も用意されている実行委員長を担うことについて、吉岡は「肩書きだけ聞くと“ちょっと荷が重いな”と思っていたんですけど、大人の文化祭のようで、本当に楽しい演劇祭になりそうです。演劇の面白さはもちろん、劇団の新しい魅力を発信していき、まずは“心から演劇を楽しむこと”から務めていきたいと思います」と述べた。
観客からの質問に、俳優がその場で答えるティーチインがあるのも本イベントの見どころ。このスタイルには「どう考えても不思議なイベントだと思うんですよ」と吉岡。「ああいう場所でウソはよくない。いま、なかなか本質的なことを言える場所がない中で、芸術・文化を楽しむためには、自分の気持ちを素直に話すのが大事だと思います。思っていることをしっかり伝えたいです」と意気込んだ。
そんな吉岡に小劇団の魅力について質問が。自身の学生時代を振り返りつつ「やっぱりお客さんとの距離の近さ。その空間に行けば、それを愛している人たちに出会えて、愛すべき演出家や演者がいて……。でもいつかは解散してしまうものなので、秘密基地のような感じがしたんですよね」という。人に教えたい気持ちと、1人でこっそり観劇に行きたい気持ちが交わっていたそうで「特別な空間で、縁を感じるところに魅力を感じています」と答えていた。
『関西演劇祭2021』は、クールジャパンパーク大阪 SSホールにて11月20日~28日(日)まで開催される予定だ。
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