【インタビュー】チェリー吉武、アメリカで賞金1億円を掛けた戦いを回顧!妻・白鳥久美子からは「きつい言葉をもらいました」 | RBB TODAY

【インタビュー】チェリー吉武、アメリカで賞金1億円を掛けた戦いを回顧!妻・白鳥久美子からは「きつい言葉をもらいました」

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【インタビュー】チェリー吉武、アメリカで賞金1億円を掛けた戦いを回顧!妻・白鳥久美子からは「きつい言葉をもらいました」
【インタビュー】チェリー吉武、アメリカで賞金1億円を掛けた戦いを回顧!妻・白鳥久美子からは「きつい言葉をもらいました」 全 14 枚
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 アメリカの有名オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」 シーズン16が11月7日から、FOXチャンネルで放送スタートする。

 世界中から集まった精鋭揃いの中から、賞金100万ドルを掛けて最も才能あるエンターテイナーを決める同番組。今回、数々のギネス世界記録をもつことで知られるお笑いタレントのチェリー吉武が出演し、「お尻でクルミ割り」の世界記録に挑戦。これまでは“30秒で71個”が記録だったが、それを大幅に更新する79個を割り喝采を浴びた。(ギネス世界記録認定員がいない為、非公式チャレンジとなる。)

 そんなチェリー吉武に、アメリカの番組に挑戦した感想や、妻である「たんぽぽ」の白鳥久美子の反応、世界進出への野望などを聞いた。

――番組出演は、チェリーさんにとってコロナ禍で「仕事ゼロ」の状態からつかんだ、とんでもないビッグチャンスになったと聞きました。

 世界で一番有名なオーディション番組といっても過言ではないくらいの番組ですし、全世界で配信されるので、アメリカンドリームをつかみに行くぞ!という気持ちはありました。賞金が約1億円ということで、奥さんからは「ちゃんとドルを稼いで来い!」という、きついお言葉もいただきました。僕は8月に子どもが生まれて、家族を養っていかないといけないので、「おむつ代、ミルク代を稼がないとだめだ」と重々言われたのですが、結果は1回戦落ちだったので「何しに行ったんだ」と言われましたね(笑)。

――番組でネタを披露して、アメリカの笑いに直面した感想は?

 僕のパフォーマンスは体を使ってやる芸なので、どれだけシュールでくだらないかとか、何でそんなことをやってんの?みたいなところを、アメリカでは笑ってもらえました。大げさに暴れまわったりすると日本ではスベるのですが、アメリカではウケがいいなと感じました。

――体感的に、ウケたなという感覚はあったのでしょうか。

 ステージ上の手応えに関する質問は厳しいのですが(笑)、番組のスタッフさんには、めちゃくちゃウケたなと思います。収録とは関係なく、舞台袖でやったことがウケて「このトリックをもっとやってくれよ」と色々なリクエストをされたり、パワフルなロケ現場でした。

――「お尻を使ってクルミを割る」というネタでの挑戦を決めた理由は?

 もともと現地に行くまでは4ネタを用意していたのですが、番組プロデューサーの方に「クルミを割るネタをやって欲しい」と言われました。収録ではクリームパイを顔面にぶつけるネタもやって、そっちの方は審査員の方も巻き込んで、みんな顔が真っ白になって、これはウケたな~と手応えがあったのですが、なぜか本編では全カットでした(笑)。

――そもそも、どうしてお尻でクルミが割れるのでしょうか。リアルに想像すると、お尻が痛そうです。

 僕は普通の人よりも、お尻が硬いんです(笑)。あとは割り方の問題で、僕は「利き尻」が右尻なので、「利き尻」での割り方を編み出したので、早く割れるようになりました。この芸は開発から8年間掛けてやっているので、速さを競うためには割り方の開発が重要でしたね。

――出演者の中で、チェリーさんが好きだったパフォーマンスは?

 番組に何回も出演しているセスワードさんというパフォーマーがいるのですが、僕はこういう人にならないといけないなと思っています。動物のコスチュームを着て暴れまわるとか、舞台から転げ下りるとか、大したことはやっていないけれど審査員の目に留まるというか。面白いので僕からしたら目標だなと思いました。

――お子さんが生まれて、今後のネタ作りのアイディアに影響はありそうですか。

 はい、子どもが生まれるとやっぱり変わりますよね。毎日子どもを見ているので、どれだけハイハイするのかなとか、おむつを使って何かをやろうかな、おしゃぶりをどれだけしゃぶれるかなとか、アイディアの幅は広がっています。

――ゆりやんレトリィバアさんや渡辺直美さん、ピースの綾部祐二さんなど、海外進出を公言されている芸人さんが増えていますが、チェリーさんの野望は?

 僕はゆりやんさん達のような成功例ではないのですが、世界進出をねらっていくというのは、ずっと心掛けています。以前、イギリスのテレビ番組に声を掛けてもらって、イギリスに住み込みで渡ってレギュラー番組に出演させていただいたのですが、今後もアメリカやイギリスに限らず、ドイツだろうとチリだろうと、土俵があれば挑戦していきたいです。

――今後の海外進出に向けて、考えている新ネタは?

 この間、道端で子どもが傘を持って振っているのを見ていたら、風力で傘がバッと裏返しになって、おちょこみたいな形になったんです。そこから「傘を何回おちょこ型にできるか」というチャレンジを考えたり。ビニール傘は日本独特の物らしいので、海外で挑戦するネタは日本独特の物がいいなと思っています。着物を着て帯を30メートルくらい体にぐるぐる巻いて、どれだけ早く「ア~レ~」といいながら脱げるかとか、日本独特の有名な所作で、何か海外にチャレンジができないかなと思っています。


※番組情報…『アメリカズ・ゴット・タレント』 シーズン16は、11月7日(日)夜9:00よりFOXチャンネルで2話連続 日本初放送スタート。

《小宮山あきの》

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