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8日放送の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』では、稔(松村北斗)が安子(上白石萌音)に手紙で送った歌に注目が集まった。
第6話。大阪に帰った稔と文通を始めた安子。何通ものやりとりを通じて2人は心を通わせていく。だが世の中には確実に戦争の気配が近づいていた。安子が楽しみに聴いていた『実用英語会話』は放送を終了。祖父・杵太郎(大和田伸也)が吸うタバコの銘柄も「Cherry」から「櫻」と、日本語表記に変更された。社会の変化に不安を訴える安子に、稔は手紙にルイ・アームストロングが歌う『On the Sunny Side of the Street』の歌詞を書いて送る。それは喫茶店「ディッパーマウス・ブルース」で聴いた、2人の思い出の曲でもあった。
彼からもらった辞書で歌詞を訳す安子。そこには……「心配事は玄関に置いて、ひなたの道へと歩きだそう」「聞こえる? あの楽しげな音。あれは幸せな君の足音。ひなたの道を歩けばきっと人生は輝くよ」と、明日への希望がつづられていた。安子は自転車で駆けだすと、川べりで日の光を浴びながら、稔の優しさと、かつての懐かしい思い出を噛みしめる。
2人の間だけで交わされた、素敵なやり取りにSNS上も反応。稔の心遣いに「まじ昭和のいい男すぎ惚れる」「自分があげた辞書で和訳させて、励ます稔さん どこまでも素敵」「英語の歌で励ますなんて稔さん粋だわ」と感動するとともに、安子にも「最初から辞書見るんじゃなくて、自分で予想つけてから辞書引いてる描写が良すぎる~」など称賛の声が多く寄せられた。ちなみに劇中で安子が書いた手紙は、上白石の直筆だという。
9日放送の7話では、大阪にダンサー修業に出たはずの算太(濱田岳)が岡山に帰ってくる。一方、稔は雉真繊維の次期社長として千吉(段田安則)から取引先の軍人・神田猛(武井壮)を紹介される。そんなある日「たちばな」にこわもての男・田中(徳井優)が押しかけてきた。どうやら算太を追いかけてやってきたようで……。
実は安子ちゃんのお手紙は、#上白石萌音 さんの直筆なんだそうですよ…!とても美しい文字ですね
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) November 7, 2021
ちなみに、いつもは手書きの小道具は書画の先生が担当。登場人物のキャラクターに合った筆跡を考えて書くそうです。#朝ドラ #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/MO2PJbK16o