坂井恵理による同名コミックスを実写化した本作は、仕事一筋のプレイボーイ・桧山健太郎(斎藤)が、妊娠してしまう衝撃的展開で幕を開ける! 桧山がパートナーの亜季(上野)と奮闘しながらも、周囲や自分自身の「無意識の偏見」をも変えていく姿をコミカルに描いた“社会派コメディ”。イベントには2人のほか、箱田優子監督も出席した。
男性ながら妊娠をするという難しい役どころに挑んだ斎藤。「実際にお腹が大きくなる重みというものを(特殊メイクで)忠実にしていただいていたので、行動の重心が変わってくるというか。一人の生命体なんですけど、自分の大事にするコアの部分が、よりお腹になってくる。ちょっとした動きも含めて、“妊娠をされている方は、それまでの日常が少しずつ変化していくんじゃないか”と疑似体験させていただいた」と振り返った。
撮影中は、本当に妊娠をしているように、お腹がぽっこり出た状態でロケをしていたという。そのフォルムも相まって、あらぬ勘違いが生まれてしまったようで、斎藤は「都内のロケも多かったんですけど、自粛太りというか……。街行く方が(斎藤のお腹を見て)二度見をする機会が多くて、“不摂生の象徴”みたいな目線をたくさんいただきました。こうやって発表できて報われる気持ちです」とコメント。会場の笑いを誘っていた。