「お父さんの若い時の写真を見ると、すごくかわいい青年だったけど、どうして結婚したんだろうね」と尋ねた桃子に、「お父さんって、何とかしてあげたいという感じがしない?」と和津。
初対面の時の印象について和津は「最初は好きとかいう気持ちは全然なかった」としつつ、「みんなが入ってきた瞬間に見るぐらい人目を引くような青年だった。それまで周りにいたのは『何でもします』というタイプのお金持ちのお坊ちゃましかいなかった。そしたらなんだか知らないけどTシャツにスニーカーの男の子が入ってきた。実は間借りしていた家を追い出され、ボストンバッグひとつで公園で寝泊まりしていた。3日間ご飯も食べていないような人だった」と振り返った。
結婚を決意したきっかけについては「初めて一緒にお好み焼き屋に連れて行かれた時、口を開けた途端に、3日間食べていなかったので、お好み焼きの匂いでよだれが口の中にたまって一本線にチューって垂れたのを見た瞬間、ああ、おなかいっぱい毎日ご飯を食べさせてあげなきゃと思った」と語り、「私の性格から言うと責任感だった」と明かした。
ところが結婚した途端に夫はひょう変。和津は「かわいい、ぬれそぼった子犬のような目をしていたのに、結婚式を挙げた瞬間、『おい、おまえ』になったの。見事に結婚式の翌日から突然」と苦笑していた。