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12月20日から5夜連続（21時15分～）で、オーディオドラマ『世界から歌が消える前に』（NHK-FM）が放送される。このほど、同ドラマに出演する井上小百合、夏木マリからのコメントが発表されている。
同ドラマの舞台は、歌や映画、心を動かす表現が失われつつある近未来の世界。ドクター・デゼールが考案した「デゼール計画」は、消費者の行動を分析し、画一的な商品で世界中を支配するというものだった。歌手ペイトンは、ある日“人間が歌 を歌う”ということを知らない子どもに出会う。このままでは世界から歌が消えてしまう。でも既に世界はデゼール計画に染まっていて...。ペイトンと仲間たちは、もう一度表現の力を目覚めさせることができるのか？
井上は、自身の演じるペイトンについて「ペイトンは明るくて真っ直ぐで、自分の好きな物ややりたい事が明確な人です」と説明。「台本を見て思い返したのは、自粛期間で様々なことが余儀なくされ、心を動すものが減っていった時のこと。自分らしく生きるとは何だろうと思った瞬間がありました。人は食事や睡眠といった最低限のものさえあれば生きていけるのかもしれない、けど、心が震えたときに溢れ出てくるものはやっぱり大事にしたい、と思ったときの自分と被りました」と自身の経験と照らし合わせ、「何が間違っていて何が正解かを決めるわけではなく、彼女らしいやり方で世界を包み込む強さがあって、そこを一番表現したいなと演じました。ペイトンの姿に私自身も勇気づけられたような気がします」と語った。
夏木は「世界から歌が消える前にあなたは何をしますか、、、世界から歌が消える前に あなたは何を思いますか、、、私たちは、そんなラジオドラマを創りました。世界から歌が消える前に、、、私は空をみます 未来のお話です」としている。
