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羽生結弦が、26日放送の『全日本フィギュアスケート選手権2021』(フジテレビ系)の男子フリーで優勝。北京オリンピック出場内定を決めた。
この日の最終滑走となった羽生。4回転半ジャンプという前人未到の偉業に挑むことを明言していた彼に、観客は固唾を呑んで見守った。そんな熱い視線の中、羽生はその冒頭で挑んだものの両足着地。バランスを崩してしまいダウングレード判定となってしまった。
だがその後、4回転サルコウは華麗に着氷。続くトリプルアクセル、ダブルトウループ、トリプルルッツなども軽々と決めるなど、他のジャンプは全て完璧で加点を積み重ねた。前人未到のチャレンジに、さいたまスーパーアリーナの会場から万雷の拍手が鳴りやまなかった。
得点は211.05点で、ショートとの合計322.36点で優勝。この全日本では6度目の栄冠、2連覇に輝いた。結果が出ると、キスアンドクライで「ありがとうございました。本当に支えてもらいました。これからも練習頑張ります」とファンにメッセージしていた。現在、14年ソチ、18年平昌と冬季オリンピック2連覇中。北京の舞台でも大技が期待される。