【NHK紅白】石川さゆり、KREVA×MIYAVIとのコラボ楽曲で「日本人の心を歌いたい！」

　演歌歌手の石川さゆりが29日、都内で行われた「第72回NHK紅白歌合戦」のリハーサルに出席。ラッパーのKREVAとギタリストのMIYAVIと共に囲み取材に応じた。

　44回目の出場となる石川さゆりは、紅白恒例となっている楽曲「津軽海峡・冬景色」に加え、KREVA・MIYAVIとの3人のコラボ曲「火事と喧嘩は江戸の華」を披露する。

　石川は「今年は、この3人で何か受け継いでいくもの、乗り越えていくもの、でも忘れてはいけない日本人の心、そういうものを歌いながら『津軽海峡・冬景色』につなげていきたいです」と、KREVA・MIYAVIとのスペシャルステージの内容を紹介。

　「テレビの向こうの皆さんが、一年を振り返って『そうだよね、元気にやるか！』ってテレビの前で思ってくださるのであれば、嬉しいなと思っています」と笑顔を見せた。

　「贅沢なコラボレーションが紅白で実現しますね」と言葉を掛けられると、「音楽というのは、世代もジャンルも全てを超えていけるものだと思う」と語り、「みんなが手をつないで、困難もみんなで超えていけるんじゃないかなという思いでいっぱいです」とステージに込めた思いを語った。

　また、今年はコロナ禍で「コンサートの在り方が変わった」とも語り、「今まで当たり前だと思っていたことが当たり前ではないという、有り難いなということもいっぱい教えてもらったかな。それが沁みて過ごした一年でした」と2021年を振り返った。

　KICK THE CAN CREWとして出場した「第53回NHK紅白歌合戦」以来の出演となるKREVAは、「ソロとして初めて出させていただけることになったので、さゆりさんに感謝していますし、狛犬になるつもりで、さゆりさんに寄ってくる悪を断って、日本に元気を届けたいです」とコメント。MIYAVIは、「苦しい時代の中で、ジャンルを超えて、皆さんにパワーと熱気を届けられればと思います」と意気込みを語った。