笑福亭笑瓶、初の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で苦労「表情を作るとコントみたいになる」 | RBB TODAY

笑福亭笑瓶、初の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で苦労「表情を作るとコントみたいになる」

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西山太(笑福亭笑瓶) (c)NHK
西山太(笑福亭笑瓶) (c)NHK 全 1 枚
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 現在放送中のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』。このほど、竹村クリーニング店の近所にある映画館の館主で町内会長・西山太役を演じる笑福亭笑瓶のインタビューが公開となった。

――『カムカムエヴリバディ』に出演することが決まったときの心境は?

 うれしかったと同時に、びっくりしました。“朝ドラ”は初出演になりますが、今までのお芝居はわりと標準語の役をいただくことが多かったんです。ちゃきちゃきの江戸っ子とか。それが大阪ことばの役柄で声をかけていただいて、こうしてお芝居をさせていただけるのは本当に光栄です。

――自身の役柄についての印象は?

 るいが働くクリーニング店がある商店街の映画館の館主の役なんですが、西山は初めに登場するシーンから図々しいんですよ(笑)。急にクリーニング店に入ってきて、断りもなく店先に「貼らしてもらうで」と勝手にポスター貼るような男なんです。その当時の商店街は皆が仲が良かったという環境だったとしても、あまりにも図々しい。ぼく自身は気配りをするタイプなので、気を遣いながら図々しい演技をしています(笑)

――演技で難しかった点は?

 ぼくはお笑いの人間なので、あまりにもデフォルメしたセリフ回しとか表情を作るとコントみたいになってしまうんですよね。自分のなかでもそういう怖さがあるので、内からにじみ出てくる演技だったり、性格俳優的な微妙なタッチを出そうとは努力したんです。演出の方からダメ出しされなかったので大丈夫かなと思いながら、皆さんに助けていただきながらシーンを重ねてきました。どうにかこうにかOKをいただいているのかなという感じです。ただ、ぼくは映画館の館主なのに、映画館のセットに入ったこともないんです。ほとんどのシーンは竹村クリーニング店で平助と和子とおしゃべりしているか、割引券を配っているかで。割引券を配る演技も苦労してます。演出の方から「割引券を2束持ってください」と言われるんですが、ポケットがパンパンで出しづらいんですよ(笑)

――放送を楽しみにしている視聴者へのメッセージをお願いします。

 朝はいろいろ忙しいこともありますが、時間が来たらちゃんとチャンネルを合わせていただいて、その時間帯はご家族で楽しんでいただきたいです。僕は西山として登場しますが、るいを見守るという立場だったというのを撮影終盤で知りました(笑)。「おれ、見守ってたんかー」と気がついた次第です。演技のダメ出しもしていただいて結構なのでご覧ください(笑)

《松尾》

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