尾野真千子、和田庵との“親子受賞”に歓喜「本当に母のような気持ちで」
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今年は、日本映画作品賞(ベスト・テン第1位)に「ドライブ・マイ・カー」が輝いた。日本映画監督賞は濱口竜介氏(「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」により)が、日本映画脚本賞は濱口竜介氏、大江崇允氏(「ドライブ・マイ・カー」により)が受賞。
俳優部門では、役所広司が主演男優賞(「すばらしき世界」により)を、尾野真千子が主演女優賞(「茜色に焼かれる」「ヤクザと家族 The Family」により) を、鈴木亮平が助演男優賞(「孤狼の血 LEVEL2」「燃えよ剣」「土竜の唄 FINAL」により)を、三浦透子が助演女優賞(「ドライブ・マイ・カー」「スパゲティコード・ラブ」により)を、和田庵が新人男優賞(「茜色に焼かれる」により)を、河合優実が新人女優賞(「由宇子の天秤」「サマーフィルムにのって」「偽りのないhappy end」により)を受賞した。
主演女優賞の尾野は、「茜色に焼かれる」では、新人男優賞を受賞した和田の母親役を演じている。和田と“親子受賞”になったことについて、尾野は「それが一番嬉しいです」といい、「親子で取れるってね。(本当の)母親じゃないんですけど、本当に母のような気持ちで、一番、喜びました」と声を弾ませた。
和田は、撮影現場で尾野が「僕にすごくよくして下さった」と振り返り、「尾野さんと一緒に“親子受賞”させて頂けることは、夢にも思っていなかったので、本当に嬉しいです」とコメント。
授賞式では和田は緊張していたようで、やや小声で、言葉を選びながらゆっくりとしゃべっていたが、尾野は「現場でもこんな感じなんですよ」としたうえで、「でも、1回だけ、『明日、(演技で)泣かなきゃいけないんですよ』って、相談をしてくれたことがあって。そのときに何て答えたかは忘れましたけど、(相談してくれた)その気持ちが嬉しくて」と笑顔。尾野は「そういう子なんです」と慈愛に満ちた表情で言葉にしていたが、そんな尾野の様子に触れたMCから、「本当の母親みたいな感じですね」と声を掛けられていた。
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