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北京五輪の男子ショートプログラムで8位になった羽生結弦について、9日放送の 『めざまし8』(フジテレビ系)に出演した元フィギュアスケート選手の村上佳菜子、またフジテレビでフィギュアの実況を18年担当している西岡孝洋アナが解説した。
8日のSPで羽生は、別の選手がリンクにつけたとみられる穴にはまるという想定外の事態に見舞われた。ジャンプする際、スケート靴の刃が、氷上にできた10センチ前後の穴に足をとられたことで踏み切りのタイミングがズレてしまい、4回転が1回転になってしまった。
村上は現役時代、試合の際に穴や溝にはまってしまったことはないと言及。一方で「練習だと、試合のときより何度も何度も跳ぶので、はまってしまうことは確率的に高くなる」と述べた。
また西岡アナは、「羽生選手は公式練習で自分が跳んだ穴にはまって本番で跳べなかったということが実はある」と、かつて同じような出来事を経験していると告白。その上で「今回、彼は練習で、どこを跳んだか覚えておこうと思ったと思うんです」と、自分が練習で滑ったときにできた穴の場所を覚えていたのだろうと推測。
「そしたら、そこを避けたはずなのに何でここに穴があるんだという感じの表情なんですよね」と、跳んでしばらくしたあと、羽生が氷上の視線を落としながら滑っている姿について説明した。
その上で西岡アナは「つまり彼が緻密にできるからこそ、数センチずらした所に穴があった」と振り返り、「アクシデントとしかいいようがないジャンプだったと思います」と話していた。