ステージでは素顔を見せない“顔なきポップスター”として、世界的注目を集めるシンガーソングライター・Sia(シーア)が初監督を務めた同作は、生きる希望を失っていたひとりの女性が、家族の存在や周りの人々の助けによって“愛する”ことを知り、居場所を見つける物語。
日本版カバーソングのオファーが来た時の心境を尋ねられると、ELAIZAは、「正直に申しますと、ちょっとよく分からなかった。『あのSiaの歌を歌うんですか? 私が?」といい、「規模が大きすぎて、『いったい、この人たちは何を言っているのだろうか?』とパニックになりました」と続けた。
そんなELAIZAだが、日本版カバーソングの歌詞を見たとき、「すごく使命感を感じました。Siaが描いたこの曲はもちろん素敵なのですが、日本語が持つ、優しさとか、気遣いとか、音の柔らかさなどの魅力に感動しました」と振り返った。
歌唱後、心境を尋ねられると、サビの部分を観客と一緒に歌いたかったそうで、「みんなに言ってほしかった。『おお、トュギャザー!』って」と悔しさをにじませるひと幕もあった。ただ、「みなさん、ルールを守ってくれて、本当にありがとうございます」と、声を出すことができない観客に感謝した。
イベントの最後、ELAIZAは、「私は映画館というものが大好きです。映画館に足を運んで、『自分がまた何か新しいものに出会えるのではないか?』と思いながら、ワクワクすることが好きです」と映画館への想いを言葉に。同作については、「みな様をきっと前向きな気持ちにしてくれたり、音楽のパワーを感じていただけるのではないかなと思います」などとメッセージを送った。