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15日に『北京オリンピック』(Eテレ、NHK総合)が放送。女子ショートプログラムで、ドーピング問題の渦中にあるカミラ・ワリエワ(ROC=ロシアオリンピック委員会)15歳が1位に立った。
女子シングル世界歴代最高得点を誇るワリエワは26番目に滑走。冒頭のトリプルアクセルでは軸がぶれて乱れが出たが、その後は立て直した。トリプルルッツ、トリプルトーループは軽やかに着氷。また足換えのコンビネーションスピン、フライングキャメルスピン、レイバックスピンも美しく、回転速度も十分。
だがフィニッシュの瞬間、こみ上げるものをおさえきれなかったワリエワ。涙をこらえながらリンクを降りる15歳に、会場からは大きな拍手が沸いた。得点は82.16点とトップ。フリーはあさって17日に行われる。それまでフリーに進めるのは、ショートで24位まで入っていた選手だったが、今回は公平性の理由から25位の選手もフリーに進む。