上橋菜穂子、7年ぶりの新たな物語!小説『香君』上下巻を3月24日に発売 | RBB TODAY

上橋菜穂子、7年ぶりの新たな物語!小説『香君』上下巻を3月24日に発売

エンタメ その他
上橋菜穂子(撮影・小池博)
上橋菜穂子(撮影・小池博) 全 2 枚
拡大写真
【PICK UP】

 作家・上橋菜穂子の、新たな物語としては7年ぶりとなる新作長編『香君(こうくん)』(文藝春秋、上下巻)が3月24日に発売される。

 NHKでドラマ化された『精霊の守り人』をはじめ、「守り人」シリーズ、第12回「本屋大賞」を受賞して今年映画化された『鹿の王』、『獣の奏者』などの作品で知られる上橋。今作は、長編として『鹿の王 水底の橋』から3年ぶり、新たな世界を描いた物語としては『鹿の王』以来、7年ぶりとなる。

 舞台は、遥か昔、神郷から降臨した初代「香君」が携えてきたとされる奇跡の稲「オアレ稲」の力によって、多くの国を従え、繁栄を誇って来たウマール帝国。その属国「西カンタル藩王国」の藩王の孫、16歳の少女_アイシャは人並外れた嗅覚を持ち、植物や昆虫たちが香りで行っているコミュニケーションを香りの声のように感じながら生きていた。
 祖父の失脚の後、彼女の運命は大きく変転していき、やがて、ウマール帝国を庇護する美しい活神である当代・香君の元で働くことになる。神授の稲・オアレ稲によって人々は豊かな暮らしを謳歌していたが、実はこの稲には恐ろしい性質があった。害虫はつかぬはずのオアレ稲に、あるとき不思議な虫害が発生し、この稲に過度に依存していた帝国は、凄まじい食糧危機に見舞われる。アイシャは当代・香君と共にオアレ稲の謎に挑み、人々を救おうとするのだが.......。

 上橋は、「草木や虫、鳥や獣、様々な生きものたちが、香りで交わしている無数のやりとりをいつも風の中に感じている、そんな少女の物語です」と同作について紹介している。

《KT》

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース