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『タイプライターズ~物書きの世界~』(フジテレビ系)が、26日10時25分から関東ローカルで放送される。
同番組では、かたや芸人、かたやアイドルながら、ともに小説を創作し続ける作家としての顔を持つ又吉直樹(ピース)と加藤シゲアキ(NEWS)の2人が、ゲストに作家を招き、その知られざる素顔や執筆の裏側を探求していく。今回は第166回直木賞を受賞した今村翔吾と米澤穂信の2人がゲスト。
テレビ番組初共演となる今村、米沢の2人。それぞれの直木賞受賞作は、今村の『塞王の楯』が人間ドラマ、一方の米澤の『黒牢城』がミステリーと、アプローチは全く違うものの、どちらも“時代小説”で、舞台設定も“戦国時代”となっていることから大きな話題となった。そんな2人は、互いの第一印象について、今村は米澤を「いい意味で上品なお公家さんのような方。すっとしていて僕とは全然違うなと」と語り、米澤は今村を「生命力の強そうな方だなと思いました」と語った。
それぞれが相手に抱いた印象のように、実はタイプの違う2人。直木賞受賞の瞬間も、執筆にともなう1日のスケジュールも、トークが進めば進むほど対照的であることが明らかになっていく。それぞれ変わった経歴を持つ2人が、どのような過程を経て、直木賞を受賞する作家へと成長していったのか?
また、番組カメラはそんな2人の仕事部屋にも潜入。デスクに置かれたさまざまな物や、本棚に並ぶ彼らに大きな影響を与えた数々の書籍をリアルに紹介することで、ヒット作が生まれるプロセスを考察する。番組後半では今村、米澤、それぞれの素顔を知る人物へのインタビューが紹介される。ダンスインストラクターをしていた今村には、かつての教え子たちから、今村が話した“夢”にまつわるエピソードが語られ、米澤は親交の深い作家の道尾秀介から“同期”へのエールが語られる。