乃木坂46・岩本蓮加、初主演映画は「恥のないように頑張れたかな」

　乃木坂46の岩本蓮加が10日、都内にて開催された映画『世の中にたえて桜のなかりせば』（4月1日公開）の完成披露舞台挨拶に、W主演の宝田明、主題歌を担当する2人組ボーカルデュオ「all at once」、三宅伸行監督とともに出席した。

　同作は、映画初出演で初主演となる岩本と、芸能生活68周年を迎える宝田のコンビが紡ぐヒューマンストーリー。岩本が終活アドバイザーのバイトをする不登校の女子高生・咲を、宝田が終活アドバイザーの敬三を演じる。

　劇中衣装の制服姿で登壇した岩本は、「いよいよ始まるんだなという実感がすごくあります」と心境を言葉に。「ほとんど演技未経験の状態で始まったので、『どうなるのだろう』、『ちゃんと最後まで乗り切ることができるのかな』という不安は最後まであったのですが、上映が近くなってきて、ファンの方や、周りのみんなの『すごく楽しみにしてるよ』という言葉が増えていってからは、『いよいよ』なんだなという実感が湧いて、ワクワクしていますし、今は、みなさんの感想が聞けることが楽しみです」と声を弾ませた。

　映画初挑戦のプレッシャーについては、「映画のお話を頂いたときに、それだけで衝撃だったのに、主演をやらせて頂けるということだったので」とオファーに驚いたエピソードを明かした。「演技に対してはすごく興味はありますし、好きなのですが、自信はぜんぜんないので、『大丈夫かな』と思いましたし、乃木坂46というグループから1人で外のお仕事をさせて頂ける機会もなかなかないので、プレッシャーはすごくありました」とも。ただ、「乃木坂46という看板を背負って、恥のないように頑張れたかなと思います」と笑顔で続けた。

　87歳の宝田は、17歳の岩本との共演を振り返り、「セットに入って、一番最初に感じたのは、『なんて度胸のある子なんだな』ということ。普通なら、初めての映画出演となれば、おどおどするものですが、そんなことは決してなく、まるで10年選手のように振る舞っていらっしゃる。そして、蓮加さんは、テストのときもそうですが、本番となるとNGを出したことがない。たいへんな小娘でございます（笑）」と、最後は茶目っ気を交えて絶賛。「これは大女優になる片鱗があるなと、つくづく感心して見ておりました」などと実感を込めて語った。