3月24日まで東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催される同映画祭の女性アンバサダーにトラウデンが就任。イベントでは、映画祭でも上映されたドキュメンタリー映画『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』で監督を務めたジャーナリスト・須賀川拓氏が、ウクライナ・オデッサよりリモート出演を行った。
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ウクライナといえば、ロシアによる軍事侵攻が続いている場所。安全のため、防弾チョッキを着て登場した監督は、ロシアとウクライナによる戦争の行方を左右するかもしれない街・オデッサにて取材をしている最中だという。
トラウデンより、街の空気感について訊ねられると「土のうが積まれたりするんですが、今回の戦争に限らず、ほとんどの戦争は、銃弾が放たれる直前、ミサイルが撃ち込まれる直前まで、みなさん普通の暮らしをされています」と街に出て紹介。「いかに戦争が、突如として人々の日常を奪うものか、がお分かりになるかと思います」と訴えた。
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オデッサでの物流は維持されているという須賀川監督。滞在しているホテルは、満足のいく食事が出ているものの、地域によってはロシア軍に完全に包囲され、医療物資、食事などがストップ。砲撃がされることもあると悲惨な状況を伝えた。
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映画のこと、ウクライナのこと、須賀川監督のことなど話をしていく中、トラウデンは「こういったお話を聞くだけでも、私たちが思っていた状況とは全然違いますよね」とコメント。戦地でありながら、街並みはいつもと変わらないことや、現地と他国との認識のギャップに驚きを隠せないでいた。