ハギョンとシウが別離!? 韓国ドラマ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』11話&12話 | RBB TODAY

ハギョンとシウが別離!? 韓国ドラマ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』11話&12話

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ハギョンとシウが別離!? 韓国ドラマ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』11話&12話
ハギョンとシウが別離!? 韓国ドラマ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』11話&12話 全 5 枚
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ハギョンとシウ、ハン・ギジュン(ユン・バク)とチェ・ユジン(ユラ)、2組のカップルは、それぞれ転換期を迎えていた。

ハギョンはシウが独身主義だということを元恋人のユジンから聞かされ、シウはハギョンが結婚ありきで交際をする女性だということを理解しているのかと元婚約者のギジュンから問われる。それ以来二人の間はギクシャクしていたが、そんな中、ハギョンは総括2課長として、毎年恒例の台風シーズンの済州島出張行きにシウを指名した。


距離を置く2組のカップル



出張先の済州島で大けがを負うシウ


ハギョンが自分と距離を取りたがっていると感じたシウ。自分との関係を見直したいのなら受け入れると言い放つ。ハギョンはうまくシウと付き合っていきたい、でも自分たちの今後については、済州島でシウが決めてほしいと伝える。

ユジンは、ギジュンがハギョンのことばかり気にしていることに、不安が募る毎日を送っていた。そしてギジュンに一度別居しようと提案。休暇を取って実家の済州島へ向かった。


離れて相手の大切さを実感するが…



結婚生活にきちんと目を向けないギジュンに不満を持つユジン


ところが、出張先でシウが機材の爆発で大けがをしてしまう。これを知った父親(チョン・ベス)は、慰謝料目当てで気象庁へ乗り込んで大騒ぎに。ハギョンはシウの父親に一緒に済州島へ行くことを提案。ユジンに会いたいギジュンも強引に同行する。

シウが事故にあったことで、自分にとってシウがどれだけ重要な存在なのか、はっきりと分かったハギョン。そんなハギョンを見て複雑な表情を見せるギジュンだが、一緒に食事をして本音を語り合う。「可愛げがないところもあるが、全体的に見て君はいい女だ。俺とは縁がなかっただけ」「鈍い面はあるけど悪くなかった。私とは合わなかっただけ」と語る二人は、離れてみて初めてお互いのことが分かり合えたようだ。

しかし肝心なのは、ハギョンもギジュンも、現在のパートナーであるシウとユジンと離れてみて、何が見えてくるのか…というところだ。

「早く結婚しろ!」とうるさい母親を持つハギョンと、息子に金をせびる父親を持つシウ。そういう環境もあってか、「結婚ありき」で交際を考えるハギョンと独身主義者となったシウの2人が、将来を見据えて交際をしていくことはかなり困難なことだといえるだろう。


二人の間には再び溝が



ハギョンは自分自身を見つめた結果「結婚はしない!」と母親に宣言するものの、親の存在というものは、簡単に排除できるものではない。それはシウも同様である。

済州島の病院でシウと再会したハギョンは、シウを強く抱きしめるが、シウの「アキレス腱」ともいえる父親を自分の判断で済州島へ連れてきてしまったことで、事態は一変する。

ハギョンは「父親というのは、どんなことがあっても子どものことを心配するものだ」「シウと父親の関係は改善できるはず」と信じているのかもしれないが、シウにとって父親は、世の中で一番おぞましい存在。「なぜ父親を連れてきた!」とシウはハギョンのことを激しく攻める。

シウが一番関わり合いたくないのが父親だということを、元恋人のユジンに聞かされるのもハギョンとしてはつらいところだろう。

そんなこともあって、二人の間には再び溝ができてしまい、とうとうシウはハギョンに別れを告げてしまう。

ユジンに会うため強引に済州島へ同行するギジュンだが…


一方ギジュンもユジンに会いたい一心で上司に掛け合い、強引に済州島へやってきたのだが、ユジンに本音を言うことができない。シウの父親に「今後は自分が交渉の窓口になる。そのために済州島へ同行したのだ」と言っているところをユジンに見られてしまう。

「自分を追ってきたわけではないんだ」とユジンは落胆し、こちらのカップルにも新たな溝ができる。

どうやらこのドラマは、人の恋路を邪魔しようといった安直な展開をしていくわけではなさそうだ。

今後は4人の男女が、親というしがらみに苦しみながらも、それぞれのパートナーのことを真剣に考え、将来を模索していく様が描かれていくのだろう。しかしそれは韓国に接近している2つの台風のように、どういう動きを見せるのか、今のところ誰にも分からない。


離婚危機のドンハン ハギョンとシウの慰めの言葉が染みる



「父」に対してはトラウマがあるハギョン


ドンハンにも一世一代の危機が迫っていた。娘・ボミのアレルギーを忘れていたことに腹を立てた妻が、ドンハンに離婚を申し入れたのだ。

長年の別居生活で、妻と娘との間に大きな溝ができてしまったドンハン。娘が気象庁へ職場見学に来て、父親の仕事に対する姿勢に共感を持ったことは良かったのだが、ボミがハムアレルギーであることを忘れて食べさせてしまったところは確かに痛い。

責める妻に「ハムアレルギーは治ったと思ったんだ」と言ってしまうドンハンは、仕事にかこつけて子どものことを妻まかせにしている男性の典型だ。そんなドンハンにイライラして爆発してしまう妻の気持ちはよく分かる。

ドンハンは深く反省し、一体良い父親とは何なのか、全く分からないとシウやハギョンに思わず弱音を吐いてしまう。そんな時シウが「悩んでいるだけで十分良い父親だ」と慰め、ハギョンは「自分の人生を全うする父親は立派」だと励ます。

シウもハギョンも自分たちの父親を思い浮かべ、このような言葉をドンハンに投げかけたのだと思うと切ない気分にさせられる。

天気と違って、良い父親になるには公式もマニュアルもないと嘆くドンハン。一方で慰謝料をたくさん要求するために、医者に根回しする「クズ親」シウの父。

同じ父でもこんなに違うものかとため息が出てしまうが、二人の父が今後どのような行動をとるのかも注目すべき点だ。

父と縁を切りたくても切ることができず、自分と一緒にいるとハギョンに迷惑がかかると別れを切り出してしまったシウ。ハギョンは、そんなシウとの関係を改善することはできるのだろうか。そしてギジュンとユジンも分かり合うことができるのだろうか。

※Netflixシリーズ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』独占配信中

■筆者プロフィール

咲田真菜

舞台・映画・韓国ドラマの執筆を手掛けるフリーライター。映画『コーラスライン』でミュージカルに魅了され、あらゆる舞台を鑑賞。『冬のソナタ』で韓国ドラマにハマって以来見続け、その流れで韓国映画、韓国ミュージカルにも注目するようになる。好きなジャンルはラブコメ、ファンタジー、法廷もの。ドロドロした愛憎劇は苦手。好きな俳優はイ・ビョンホン、イ・ジョンジェ、ヒョンビン、キム・ドンウク、チャン・ギヨン。いつか字幕なしで鑑賞したいと韓国語を勉強中。


《咲田真菜》

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