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同作は、「Who Built The Moon」という本を読んでいたローランド・エメリッヒ監督が「月が地球を攻撃したらどうなるのか」という疑問を抱いたところから完成した作品。エメリッヒ監督は、同作の脚本と製作も担当している。
2021年、NASAの宇宙センターは衝撃と緊張に包まれた。謎の力で軌道から弾かれた月が、数週間で地球に激突するということが判明したからだ。この謎に立ち向かう危険な任務を務めることが決まったのが、NASA副長官のジョー（ハル・ベリー）、そして、超一流の宇宙飛行士だったが、ある事故の責任から今はNASAを離れたブライアン（パトリック・ウィルソン）、自称“天文学博士”で陰謀論者のK.C.（ジョン・ブラッドリー）。最終手段の核爆弾が用意され、人々がパニックに襲われる中、彼らは人類を救うことが出来るのか？そして月に隠された秘密とは？
『インデペンデンス・デイ』と続編『インデペンデンス・デイ：リサージェンス』などで知られるローランド・エメリッヒ監督だが、今回の作品は監督のキャリア史上最も壮大なスケールの最新作。月が地球に衝突するという現実に起こり得る危機に、国家機密や歴史に隠された秘密を縦横無尽に織り込んだサスペンスフルな展開となっている。
同作についてエメリッヒ監督は「月は自然に出来た天体ではないと信じている人たちがいてね。映画にとっては心惹かれるアイディアだと思ったんだよ。そんな物体が地球に落ちてきたらどうなるだろう？」と語っているほか、「地球を守るために月へ向かうミッションに乗り出す者たち、さらには後に残され、月が地球と衝突するコースにいるという激動の事態を生き抜こうと奮闘する家族」が作中では描かれているとコメントしている。
