ナチスドイツの大量虐殺、加害者側の証言集めたドキュメンタリー映画『ファイナルアカウント』8月15日公開決定
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ドキュメンタリー映画『ファイナルアカウント 第三帝国最後の証言』が8月15日に公開決定。このほど、同作のポスタービジュアルが公開された。
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ヒトラー率いるナチス支配下のドイツ“第三帝国”が犯した、人類史上最悪の戦争犯罪“ユダヤ人大量虐殺「ホロコースト」を実際に目撃した人々。同作は、武装親衛隊のエリート士官から、強制収容所の警備兵、ドイツ国防軍兵士、軍事施設職員、近隣に住む民間人まで、「現代史の証言者世代」と呼ばれる高齢になったドイツ人やオーストリア人など、加害者側の証言と当時の貴重なアーカイブ映像を記録したドキュメンタリー作品だ。
イギリス出身のドキュメンタリー監督ルーク・ホランドは、10代になって初めて、母がウィーンからのユダヤ人難民で、祖父母はホロコーストで殺害されたというルーツを知った。2000年代になり“祖父母を殺した人間を捜す”という目的でこのプロジェクトに着手したという。後に、「すぐに無理だとわかりました。しかし、彼らの仲間には実際に会うことができる。ヒトラーのために腕や銃を振り上げた人たち、残虐な犯罪を犯した人たちを通して、ホロコーストが繰り広げられた背景をよりよく理解できるかもしれないと考えたのです」と語っている。ホランドは2008年から10年の歳月をかけて250以上のインタビューを行い、同作完成直後の2020年6月、71歳で癌で亡くなった。
公開されたポスターには、「確かに残虐で恐ろしい行為が行われていた」「人間が人間をあのように扱ったなんて恥」などの刺激的なコピーが描かれている。
《KT》
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