【宿泊レポート】軽井沢で愛犬と快適に過ごす!一度は泊まってみたい「ルシアン旧軽井沢」 | RBB TODAY

【宿泊レポート】軽井沢で愛犬と快適に過ごす!一度は泊まってみたい「ルシアン旧軽井沢」

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【宿泊レポート】軽井沢で愛犬と快適に過ごす!一度は泊まってみたい「ルシアン旧軽井沢」
【宿泊レポート】軽井沢で愛犬と快適に過ごす!一度は泊まってみたい「ルシアン旧軽井沢」 全 29 枚
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 ペットと同室で宿泊ができるホテルはずいぶん増えてきたが、その質が問われている気がする。トイプードル2匹を飼っている筆者は、旅行と言えばペット同室を条件にホテルを選択することがほとんどだ。しかし、実際に宿泊してみると従来のホテルの一部をペット宿泊用に変更しただけだったり、その割に普通の部屋よりも宿泊料が高かったり、利用者からするととても残念なケースを多く見かける。



 今回宿泊した「ルシアン旧軽井沢」は、愛犬家と愛犬を一番に考えて作られたホテルで、痒いところに手が届くサービスに驚かされた。全室愛犬と同室の宿泊が可能だが、もちろんペットと一緒ではない人も宿泊できる。以下、実際に筆者のトイプードル2匹と宿泊した体験記を紹介するが、一度は宿泊してみたいホテルのひとつと言える。

 上信越自動車道・碓氷軽井沢ICから車で約20分、JR北陸新幹線・軽井沢駅からは徒歩15分のところにある「ルシアン旧軽井沢」。実は、同ホテルはビジネスホテル「ドーミーイン」や「共立リゾート」を運営する株式会社共立メンテナンスが、2017年10月1日にオープンしたホテルなのだ。軽井沢は、犬とともに暮らせる町をうたっているだけあって、あちこちで犬を連れた人を見かける。近くには大きなショッピングモールもあり、ここにも犬連れは多い。同ホテルも「犬にやさしいホテル」をコンセプトに、愛犬家に喜ばれるサービスを提供している。


愛犬家に喜ばれるサービス



 さて、筆者がホテルに到着してまず驚かされたのは、ホテルの外・駐車場のそばに複数台のアウトドアワゴンが置かれていたことだ。大型犬や老犬を載せて運ぶケース、あるいはキャンプ場で見かけるものだが、これが非常に助かる。多くの愛犬家は自分のペットをキャリーケースに入れてやってくる。それに加えて旅行用のバッグも抱えている。同伴ペットが数匹いる場合は、ホテルに入るまでが本当に大変なのだ。このようなワゴンが用意されていればケージや荷物を載せて楽々運ぶことができる。「犬連れの人は結構荷物が多いので、外に用意させていただいています」と支配人は話すが、多くのホテルが気付いていない点である。

駐車場に用意されているアウトドアワゴン


このようにケージに入れたワンコを運ぶのにも役立つ


ホテル館内にもワゴンを用意


 ホテルの中は、リードに繋いでいさえすれば、ケージに入れたり抱っこしたりせずワンコを普通に連れて歩くことができる点も嬉しい。もちろん部屋のなかも自由に歩くことができるので、ケージに入れっぱなしにしておく必要もない。ただし、ベッドの上にあがる場合には、エチケットとしてペットマットを敷く必要がある。ペットマットはフロントに伝えれば無償で貸し出してくれる。

 部屋には消臭剤や消臭ミスト、コロコロ、オシッコシート、ペットの食事用のお椀など基本的なものは用意されている。オシッコをしてしまう心配のある飼い主は、予めマナーパンツをしておくことをおすすめする。筆者の場合は、マナーパンツを多めに持参し常時着用していた。

リードに繋いでいさえすれば、ケージに入れたり抱っこしたりせずワンコも普通に連れて歩くことができる。


広々と気持ちが良いツイン


部屋に用意されているアメニティ


ペットシーツ


無料で部屋に用意されていたウェルカムドリンク?ワンコ用の水とお菓子


トイレとごみ箱


※部屋に用意されているアメニティ
・除菌スプレー
・おさんぽ用虫よけスプレー
・粘着クリーナー(取っ手付き)
・ウエットティッシュ
・コットン&綿棒
・ペットシーツ
・ワンちゃん用お菓子
・ワンちゃん用食器
・ワンちゃん用トイレ
・ワンちゃん用ごみ箱

ペットがベッドにあがるときはペットマットを敷く必要がある。ペットマットはフロントに伝えれば無償で貸し出してくれる


 なお、今回筆者が宿泊した部屋は普通のツインルームだったが、専用庭やルーフバルコニー付きの部屋では、愛犬を離してドッグランのように存分に遊ばせることもできる。 

部屋のなかでは、ワンコも自由に



筆者が宿泊したツインの部屋


 この他、フロントではバギー(台数限定)、ケージ、サークルを貸し出してくれる。また、ユニークだと思ったのがネックライトの貸し出しだ。軽井沢の自然のなかにいると、朝や昼だけではなく夜のお散歩もしたくなる。飼い主の首にかけて足元を照らすライトは便利だろう。

お散歩用のライトも貸し出し可能


 風呂は部屋のほか、パブリックバス(内湯/天然温泉、外湯/シルキーバス)が11時まで利用可能。パブリックバスは、月替わりで12種類のハーブが楽しめるという(ワンコと一緒に入ることはできない)。ほか、貸し切り風呂や事前予約で利用できる有料のペット用バスも用意されている。ペットバスにはブローできるスペースも設置されている点も有り難い。ワンコを部屋に残してパブリックバスを利用する場合は、ドアに「おるすばん」のドア札をかけておく。

ペット用バスの料金表


 ドッグランは約40平方メートルの広さのものがホテルに設置されている。ワンコの足に優しいウッドチップが敷き詰められているので、思いっきり走り回って遊ぶことができる。また、ドッグサロンではワンコとの写真撮影が楽しめる小物や衣装も準備されている。

ドッグラン


ドッグランは15時から18時、7時から11時で利用可能


ドッグサロンではワンコとの写真撮影が楽しめる



ワンコと一緒にディナー



 さて、ディナーは本格的なコース料理となっており、愛犬と同席することが可能だ。テーブルの横に愛犬用の席(スペース台)を用意してくれる。自分だけ食べているのもかわいそうなので、筆者は愛犬の食事もカウンターで注文しておいた。

1Fのレストラン


テーブルにはペットの席も用意されており一緒に食事をすることができる


ディナーは本格的なコースメニュー


リードのフックがテーブル近くに


オードブル


よく見ると人参がワンコの形になっていてかわいい


ワンコ用のメニュー


ホテルがペット用の食事としてリストアップしていたのは以下の5種類。
●「Premium Dog meal」(1500円)
ローストビーフ、季節のパスタ、季節のお魚、パテドカンパーニュ、おから野菜、にんじん、ブロッコリー

●「LeChien Original MENU」(Mサイズ/100g 1000円、Sサイズ/50g 700円)
・鹿肉
鹿肉、じゃがいも、とうもろこし、にんじん、グリンピース、ブロッコリー
・鶏ササミ
鶏肉、じゃがいも、とうもろこし、にんじん、グリンピース、ブロッコリー
・ロースビーフ(外もも肉)
牛肉、じゃがいも、とうもろこし、にんじん、グリンピース、ブロッコリー
・牛肉ステーキ(内もも肉)
牛肉、じゃがいも、とうもろこし、にんじん、グリンピース、ブロッコリー

 筆者が注文したのは鹿肉と鶏ササミの100gだったが、ワンコたちは予想通り一瞬で平らげていた。

鹿肉と鶏ササミの100g


一瞬で平らげた愛犬たち


 この他、宿泊客には無料で「夜鳴きそば」が提供される。ビジネスホテルの「ドーミーイン」では夜鳴きそばの提供は有名で、好評のサービスとなっているが、ここルシアン旧軽井沢でも同様のサービスが行われているのは驚き、というか嬉しかった。以前、ビジネスホテルを利用した時は夜鳴きそばは1種類だったが、同ホテルでは「トマトラーメン」か「しょうゆラーメン」の2種類から選択できた。夕食が終わった後、軽井沢周辺を散歩をし、風呂に入ると小腹が空いてくるので、このサービスはありがたい。

 朝食はバイキング形式となっている。なお、ホテル内にはバーラウンジも用意されており、ワンコと一緒にくつろぐこともできる。

レストランの外にはバルコニーがあり、自由に利用することができる


バーラウンジ


 宿泊してみた感想は快適の一言につきる。この居心地の良さはなんだろうか?と改めて考えたときに、愛犬にストレスを与えるところがない点なのではないだろうかと思った。普段、自宅でワンコは普通に人間と一緒に部屋の中を行き来し、トイレをし、一緒にご飯を食べている。この自然な姿が、楽しいはずの旅行で制限され、ストレスになるのはおかしな話である。当たり前のことを当たり前の気づきで用意してくれているのは嬉しい限りだ。これから暑くなる季節、一度ワンコと宿泊してはいかがだろうか。

「ルシアン旧軽井沢」公式サイト


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