NHKのアーカイブを活用して、驚きと感動に満ちた人生をたどるドキュメンタリーシリーズ「あの日、偶然そこにいて」。29日22時からは、総合テレビで第3回が放送される。
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今回、番組がたどるのは「竹の子族リーダー引退式 その後の驚きの人生」。そして、「山一証券破綻 突然解雇された社員のその後」の2本。
数千人の中高生が東京・原宿の歩行者天国に集まって踊り、社会現象となった「竹の子族」。1985年に収録された同局のアーカイブ映像には、当時の竹の子族全体を取りまとめていたリーダーの1人が引退式を迎える様子が残されていた。取材を進めると、同一人物と思われる男性を発見。男性は家業を継いだが、その後、驚きの展開が待ち受けていたという。
さらに、破綻直後の山一証券・自由が丘支店に密着したドキュメンタリー。本社前で、記者がインタビューしようと待ち構えていた映像には、多くの社員が無視して通り過ぎる中、真摯に答えた1人の女性社員の姿があった。さらに新宿支店前でも、行列を作る顧客に怒鳴りつけられながら、真摯に対応を重ねていた新入社員の姿を発見。2人を追跡すると、あの悲しさや絶望があったからこそ、コロナ禍の今を力強く生きていた。
