【インタビュー】​​少女歌劇団ミモザーヌ、夏公演でオズワルドら芸人と共演に期待「得られるものがある」 | RBB TODAY

【インタビュー】​​少女歌劇団ミモザーヌ、夏公演でオズワルドら芸人と共演に期待「得られるものがある」

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少女歌劇団ミモザーヌ(左から)ともだりのあ、みやはらにこ、いわむらゆきね、ちばひなの【撮影:浜瀬将樹】
少女歌劇団ミモザーヌ(左から)ともだりのあ、みやはらにこ、いわむらゆきね、ちばひなの【撮影:浜瀬将樹】 全 7 枚
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 少女歌劇団ミモザーヌの夏公演「Traveling Summer(トラベリングサマー)」が、8月18日に大阪・東大阪市文化創造館小ホールで2公演、8月23日に東京・大田区民プラザ​​で2公演開催される。

 2020年12月に産声をあげた広井王子総合演出の「少女歌劇団ミモザーヌ」は、10代の少女たちで構成されるレビューカンパニー(メンバーは20歳で退団となる)。歌、ダンス、アクロバットなどのクオリティーの高いパフォーマンスと楽曲で“世界でも活躍できる”メンバーを育てていくのがコンセプトだ。

 今回は夏公演に出演するいわむらゆきね(17歳/1期生)、ちばひなの(16歳/1期生)、ともだりのあ(14歳/2期生)、みやはらにこ(13歳/2期生)​​​​​​の4人にインタビューを実施。公演のことはもちろん、彼女たち自身の成長にも向き合ってもらった。

ーー「トラベリングサマー」まずはどんなライブになるのか教えてください。

いわむらゆきね


いわむら 世界旅行がテーマになっています。今のご時世、世界旅行もなかなかできないですが、私たちがさまざまな国の要素を取り入れた楽曲を披露するので、みなさんと一緒に空想の旅に出かけられたらと思っています。

みやはら みなさん苦しんだり、行きたくても行けない場所が多かったりする中で、少しでも「旅ができたな」と思ってもらえると嬉しいです。

ともだ 一緒に旅することはもちろん、私たちと踊りたくなるような楽曲もあるので、そちらにも注目してほしいです。

ちば 新しい挑戦もたくさんする予定なので、いろいろ楽しみながら練習をしていますね。

ーー本公演では、18日の大阪公演にミルクボーイとアキナ、23日の東京公演に横澤夏子とオズワルドと、芸人さんたちが幕間に登場します。

ともだ 冬公演『Winter Story~きくたまこと卒団公演~』でも芸人さんがいらっしゃったんですが、袖から見ていてもとても面白くて……。今回もどんなふうになるのか楽しみだし、出てくれる方も好きな芸人さんばかりなので嬉しいです。

ちば 芸人のみなさんはトーク力がすごくて、勉強にもなるので、得られるものがあると思います。とても楽しみです。

ちばひなの


ーーミモザーヌ結成時は、コロナもあってお披露目公演がオンラインとなりました(2020年開催)。近年は有観客公演を行っていますが、お客さんを前にしてパフォーマンスができる嬉しさもあるのでは?

いわむら じつは、(プロジェクトが始まってから)お披露目公演するまでも長くて……。お披露目公演ができたときも「やっと舞台に立てる!」と喜びつつも「本当はお客さんにも来ていただきたいな」と思っていました。だから、お客さんがいる舞台に立ったときは本当に嬉しかったです。オープニングナンバーで緞帳が上がったときは、感動する曲でもなかったのに、涙が出ちゃいそうになりました(笑)。長い間、有観客で出来なかったからこそ、お客さんに観ていただくありがたみを感じました。

みやはら 生でお客さんの表情をみたときは嬉しかったです。お客さんがいるって本当にありがたいことやなと思いましたし、曲によっては手拍子をしてくださる方もいて、とても嬉しかったです。

ーー今年4月より4期メンバーが入って人数も増えました。結成からこれまでさまざまなことがあったと思いますが、時が経つにつれて、グループに対する思いは変わっていきましたか?

いわむら 1期生としてミモザーヌに入ったころは年齢も真ん中で、お姉さんたちに引っ張っていただく立場でした。今思えば頼ってばかりでしたけど、最近は高校生にもなって、私たちが年上のメンバーだと実感することも増えてきました。そんな中で、メンバーの練習する姿を見ていると親のように「頑張ってー!」という気持ちになります(笑)。ミモザーヌに対する愛着がさらに強くなったと思います。

ちば 1期生だったのでこれから何をするのかもよく分かっていなかったし、私も年下グループだったので自分のことでいっぱいいっぱいでした。でも、年齢を重ねるにつれて、自分のことだけではなく、周りを見る力が備わってきたかなと思っています。

ともだ 2期生で入った頃は小学生で、お姉さんたちに任せっきりでしたね。これまで年下の子に接する機会が少なかったのですが、3、4期生のみんなが質問してきてくれるので、教えることの大切さを学びましたし、自分のダメな部分にも気づけるので、ありがたいです。

みやはら 2期生で入ったときは、1期生の方々についていくしかなく、自分から行動を起こすことができませんでした。でも、だんだんと3、4期生を支えないといけない気持ちになりましたし、入ったときよりもメンバー同士の距離も近づいていて、今すごく楽しいです。

ともだりのあ


ーーでは、個人的に自分の考え方が変わったと思った出来事はございましたか?

いわむら ミモザーヌに入る前は“いい子でいよう”と思っていたんですけど、広井さんなど講師の方にいろいろ教えていただく中で、自分らしく自由に表現していいんだなと気づけました。普段の生活でも自分らしくいられることも増えて、“いわむらゆきね”という人生を変えてくれたと思います。

ともだ 最近だと演技をすることも増えたのですが、歩いたり、物をとったり、いつもしていることでも、いざ演技すると“どうしていたっけ?”と悩むことがありました。そのときに、今まで何も考えずに生きていたんだなと思って……。そこからプライベートでも“意識”して生活するようになりました。そうすると、いろんな発見が多くて日々楽しくなりましたね。

みやはら ミモザーヌに入る前は、自分の殻を破ることができませんでした。ミモザーヌの一員になってからは、だんだん自分の殻を破れるようになり、舞台にも生かせるようになったのは成長できたところだと思います。

ちば メンバーに入ったころは消極的でした。でも、ミモザーヌは、自分からアピールしないと見てもらえない環境。卒業される先輩の背中を見ていく中で、“自分からもっと動かないといけない”と思うようになりました。

みやはらにこ


ーーこれから挑戦したいことはありますか? お手本にしている方もいれば教えてください。

いわむら 前回の冬公演から、台詞のある舞台に挑戦させていただいています。将来の夢が女優なので、いずれは映像系のお仕事に挑戦したいです。広井さんに蒼井優さんをおすすめしていただき作品を拝見したのですが、“私もこんなお芝居がしてみたい”と思いました。

ともだ 公演の中で、歌いながら踊る楽曲を披露したことはあるのですが、歌をメインにした楽曲は未経験で……。ミモザーヌのメンバーは、歌がうまい子が多くて圧倒されるので、私も歌を強化しようと頑張っています。小さいころからアリアナ・グランデさんが好きで、「努力をして歌唱力を上げた」と聞いたことがあるので、彼女を見習って、うまくなりたいです。

みやはら 初めの頃は、公演でダンスやアクロバットをしていたら、歌で息切れをしちゃって、最後まで1曲歌い切ることができませんでした。悔しくて泣くこともあったのですが、だんだん克服してきています。歌、ダンス、アクロバットを同時にやっている人が少ないと思うので、自分の武器として持っていられたらと思います。

ちば 今は歌とダンスがメインなので、これからは演技にも挑戦できたらなと思います。石原さとみさんが好きなのですが、プライベートでも努力をしている方だと知って、見習いたいなと思っています。



ーー最後に公演の見どころを教えてください。

いわむら 今までの公演よりも、よりストーリー性のあるものになっています。私は、その“ストーリー性”のある部分に絡んでいますので、ぜひ注目していただきたいです。

ともだ ミモザーヌのメンバーは、カッコいいパフォーマンスや、かわいいパフォーマンスなど、それぞれ得意なジャンルが違います。ミモザーヌの“個性”を観ていただきたいです。

みやはら ミモザーヌの公演には、動物シリーズの楽曲を披露するのが定番なのですが、今回はまた新しい動物が出てきます。どんな動物が出てくるのか楽しみにしていただきたいです。

ちば 新曲はもちろん、既存曲もレベルアップしています。楽曲ごとに変化していく衣装にも注目していただけると嬉しいです。

《浜瀬将樹》

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