【宿泊レポート】ペット対応「石和びゅーほてる」に泊まってみた！

　東京から中央自動車道路ですぐのところにあり、観光スポットに恵まれている山梨県だが、ワンコと宿泊できる温泉宿・ホテルは意外と少ない。富士のほうに行けば対応ホテルはいくつか見つけられるが、特に甲府市内となると見つけるのが難しい。しかし、最近このコロナ禍でなんとか顧客を獲得しようとペット同伴可をうたうところが徐々に増えているとも聞く。

　筆者が宿泊した「石和びゅーほてる」は、比較的古くからペット対応をうたっているホテルだ。雰囲気は、昔ながらの温泉ホテル。ロビーの雰囲気な館内の作りも時代を感じさせる。ちなみに「ホテル花いさわ」「春日びゅーほてる」も同グループで、石和温泉郷にある。

　今回の「石和びゅーほてる」でペットと宿泊できる部屋は3部屋限定となっている。同ホテルのマネージャーによると、丁度、ほかの部屋と離れているところをペット可の部屋としてサービスをスタートしているのだという。（「ホテル花いさわ」にもペット可の離れがある）

　同伴宿泊できるペットは、小型犬サイズ（10キロ以下）で最大2頭まで。1頭につき3300円がかかる。ペットは専用客室以外は同伴はできないため、館内を通る際は必ずキャリーバックに全身を入れて移動する必要がある点は注意が必要だ。

　筆者が宿泊した部屋は和室。同日は、筆者のほかに小型犬を連れていたご夫婦が1組いた。ペット対応客室はちょっと古めだが、和室10畳＋4畳の部屋でとても広い。大人1人とペットでは寂しくなるくらいだ。

　入り口付近にケージ、ペットシーツ×2枚、蓋つきゴミ箱、ペット用ウェットシート、ペットフード皿、消臭除菌スプレーが用意されている。ペット用の食事は用意されないので、自身で持参する必要がある。なお、用意されていたペットシーツは今までみたこともないような大きなもので有難かったが、筆者はマナーパンツを用意し、部屋のなかにわんこがいるときは、常に装着するようにしていた。

　公式サイトや予約サイトを見れば、大浴場の良さはわかると思うが、前述のグループホテル間で無料で湯めぐりが楽しめる点も魅力だ。ホテル間は、小さな送迎バスが15時～18時、20時～22時で動いている。

　今回は、このホテルに1泊し、あとは車中泊をしようと考えていた。そのため、前回山梨県内のRVパークで車中泊した時と同様、車中泊に最適なクルマを探していた。選択したのはトヨタルーミーだった。

　車中泊で重要なことは、寝る場所がフルフラットに近い状態になるかどうかだ。いちいちDIYしたり、そのために寝具を購入したりするのは面倒だったので、そうしなくてもフラットにできる車をずいぶん探したものだが、結局、助手席部分がフラットにならず、N-VANに優るクルマはなかった。とは言え、ルーミーはかなり優秀だった。わんこ2匹ではなく、1匹ならば我慢できたかもしれない。