韓国ドラマ『弁論をはじめます。』イ・ギュヒョンが演じるシベクが犯人なのか!? 衝撃の告白で物語が急展開 | RBB TODAY

韓国ドラマ『弁論をはじめます。』イ・ギュヒョンが演じるシベクが犯人なのか!? 衝撃の告白で物語が急展開

エンタメ 映画・ドラマ
韓国ドラマ『弁論をはじめます。』イ・ギュヒョンが演じるシベクが犯人なのか!? 衝撃の告白で物語が急展開
韓国ドラマ『弁論をはじめます。』イ・ギュヒョンが演じるシベクが犯人なのか!? 衝撃の告白で物語が急展開 全 3 枚
拡大写真
Disney+(ディズニープラス)で、2022年9月21日から配信されている韓国ドラマ『弁論をはじめます。』。

大手法律事務所・張山(チャンサン)で、勝訴率1位の弁護士、ノ・チャッキ(チョン・リョウォン)が、張山の代表弁護士、チャン・ギド(チョン・ジニョン)の策略によりチョンハ市で国選弁護士として働くことになる。

変わりものの弁護士、チャ・シベク(イ・ギュヒョン)と同じ事務所で働くうちに「張山の犬」と呼ばれていたチャッキは、弱者に寄り添う弁護士として変化していくのだが…。そんなチャッキとシベクは、2人と共通の接点がある人物が殺される連続殺人事件に巻き込まれていく。

現在第8話まで配信され、物語は大きな盛り上がりを見せている。(以下ネタバレあり)

【ディズニープラス】オリジナルの新作から話題作まで配信中


シベクは本当に連続殺人事件の犯人なのか?



弱者に寄り添う有能な国選弁護士のシベク


やはりシベクが犯人だったのか。第8話の最後、チャッキが連続殺人事件の犯人なのかと問い詰めたところ「殺した」とシベクが告白したところで物語が終わった。「ここで終わるのか!」「来週まで待てない!」という声がSNSでも上がっている。

思えば本作の予告編でシベクが犯人と匂わせるシーンが登場していたので、やはりそうなのかと思う反面、これでは単純すぎると「シベク犯人説」をなんとか覆そうと目を皿のようにして物語を見ている人も多いだろう。(筆者もその一人だ)

第5話~第8話で、チャッキとシベクのまわりに新たな人物やエピソードが登場した。チャッキとシベクを執拗に追う有能な女性刑事、ユ・ギョンジン(イ・サンヒ)、チャッキのことをなぜか深く恨んでいるギドの娘、チャン・イヨン(パク・ソジン)。そしてチャッキとシベクが通う餃子屋の店主が、シベクの兄だという事実も明らかになった。

シベクの兄だという餃子屋の店主、シン・チシク(キム・サンホ)が実に謎めいている。不幸な事件で妻を亡くしていたことが分かっているが、餃子屋の従業員で、怪しい雰囲気を醸し出しているハン・ダルジェ(チョン・ミンソン)と、何かを企んでいるような気配がする。

2人の会話には、特定の誰かに対する深い恨みが垣間見られ、その中で出てきた「キム先生」という人物が一体どういう人物なのか、謎に包まれている。幼いシベクが「キム先生」と対面している回想シーンもあったが、このキム先生、見るからに悪人顔なのだ。この人物が物語のキーを握っているのだろう。

そして図らずもチャッキを介して、ギドとギドの父親のチャン会長(チョン・ムソン)と会った時のシベクの行動は、2人に対する嫌悪感を露骨に出していた。

それでも国会議員選挙に出馬するギドを応援することにしたシベク。兄のチシクに対して「商売だけを頑張れ」と伝えるが、その真意は一体何なのか。

物語のスタートから、どこか謎めいた雰囲気を醸し出してきたシベク。幼い頃はアメリカで育ち、20歳で韓国へ戻り大学を卒業して司法試験に合格していたことが分かったが、彼の過去に一体何があったのか、目が離せなくなってきた。


シベクの影響を受けて良い弁護士に変貌するチャッキ



シベクの影響で、弁護士として本来の姿を取り戻すチャッキ


それにしてもチャッキの変貌には目を見張るものがある。張山の犬と呼ばれた弁護士が、弱者に寄り添うまともな弁護士になってきたのだ。その証拠に、過去に張山でチャッキが手掛けた裁判で、傷つけてしまった女性を救おうと再審手続きをしようとする。

シベクから影響を大きく受けているのだろう。実際に2人の距離は日に日に近くなっており、ネットで中傷され傷つき、思わず涙をこぼしたチャッキをシベクが優しく抱き寄せるシーンもあった。

しかし本作の制作発表会見で、演出を手掛けるカン・ミングが「今作にはロマンス要素はあまりない」と語っていたように、2人の距離が近くなっても、事は単純に進んでいくように思えない。それどころかシベクとの距離が近くなればなるほど、チャッキは苦しんでしまう予感がする。

第8話までにシベクと同様、チャッキに関しても幼い頃の回想シーンが登場している。その中でチャッキが愛する祖母が亡くなったのは、チャッキを可愛がってくれているチャン会長の別荘だったことが明らかになった。そしてチャッキには元記者の父親がいることも判明。父親がいるのになぜ養護施設で過ごしていたのか。どうやら父親とは確執があるようなので、ここも物語のポイントとなるのかもしれない。

また、ギドの娘・イヨンがチャッキを恨んでいる理由、そしてチャッキに向かって「恨むならあなたが愛している人を恨んで」と言った真意も謎のままだ。あなたが愛している人というのは、チャン会長のことなのだろうか。

金と権力に執着していたチャッキが善良な弁護士に変貌していく様子はとても心が温まるのだが、チャッキのまわりでいろいろなことが動き始めたことで、彼女が大きく傷ついてしまうのではないかと不安な気持ちもぬぐえない。


シベクが着けている時計の謎は?



これまでに起きた殺人事件で、注目すべきは犯人が着けていた腕時計だ。シベクも同じ腕時計を着けているため、殺人事件の犯人がシベクだと当初から匂わせていた。

シベクがチャン会長と対面した時、腕時計に言及するシーンがあり、「愛国者」だけが着けることができるとても貴重なものだということが分かった。そしてチャン会長も同じものを着けていることが明らかになる。

腕時計を見るやいなや、チャン会長はシベクの父親の職業を尋ね、「靴工場の責任者だった」と答えるシベクに「家族に愛国者がいたのですね」と言い、「忠誠を尽くした功績が認められ国から賜った時計だ」と語る。そんなチャン会長の言葉に、いぶかし気な表情を見せるシベク。

チャン会長を演じているチョン・ムソンは、ベテラン俳優としてさまざまなドラマに出演しているが、ドラマ『客 The Guest』で、キム・ドンウクが演じたユン・ファピョンの祖父役が印象的だった。この時も物語の核心を突く役を演じていたので、本作でも何か重大な真実を抱える人物なのだろうと注目してしまう。この2人が直接接点を持ったことで、今後新たな展開が待ち受けていると確信している。

本作の予告編で「隠された真実が消える前に覚えている人が消えると真実も消える」とナレーションが流れている。

どうやらこれまでに起きた連続殺人事件は、過去に起きた重大な事件に対する復讐劇のようだが、実行犯は本当にシベクなのか。最終話12話まで残り4話。ますます目が離せない。

※『弁論をはじめます。』ディズニープラス スター独占配信中
(c) 2022 Disney and related entities

【ディズニープラス】オリジナルの新作から話題作まで配信中
■筆者プロフィール

咲田真菜

舞台・映画・韓国ドラマの執筆を手掛けるフリーライター。映画『コーラスライン』でミュージカルに魅了され、あらゆる舞台を鑑賞。『冬のソナタ』で韓国ドラマにハマって以来見続け、その流れで韓国映画、韓国ミュージカルにも注目するようになる。好きなジャンルはラブコメ、ファンタジー、法廷もの。ドロドロした愛憎劇は苦手。好きな俳優はイ・ビョンホン、イ・ジョンジェ、ヒョンビン、キム・ドンウク、チャン・ギヨン。いつか字幕なしで鑑賞したいと韓国語を勉強中。

《咲田真菜》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース