韓国ドラマ『わずか1000ウォンの弁護士』(第7話、第8話)ナムグン・ミン演じるジフンの悲しい過去が明らかに | RBB TODAY

韓国ドラマ『わずか1000ウォンの弁護士』(第7話、第8話)ナムグン・ミン演じるジフンの悲しい過去が明らかに

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韓国ドラマ『わずか1000ウォンの弁護士』(第7話、第8話)ナムグン・ミン演じるジフンの悲しい過去が明らかに
韓国ドラマ『わずか1000ウォンの弁護士』(第7話、第8話)ナムグン・ミン演じるジフンの悲しい過去が明らかに 全 5 枚
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Disney+(ディズニープラス)で、2022年9月23日から配信されている韓国ドラマ『わずか1000ウォンの弁護士』。たった1000ウォンの受任料で依頼を引き受ける弁護士、チョン・ジフン(ナムグン・ミン)の痛快な法廷劇だ。

第6話までは破天荒な行動をとるジフンと、図らずもジフンのもとで弁護士試補を務めることになったペク・マリ(キム・ジウン)が爆笑のストーリーを届けてくれたが、第7話、第8話ではこれまでの雰囲気がガラッと一変した。

マリが1000ウォンの受任料で依頼を引き受ける弁護士になったジフンの過去について、かつての上司、ナ・イェジン検事(コン・ミンジョン)から話を聞く。そこで明らかになったのが、ジフンの生い立ちと悲しい過去だった。

今後、最終回に向けて大きなポイントになるであろう第7話、第8話について振り返ってみたい。(以下、ネタバレあり)

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クールな検事だったチョン・ジフン



クールな検事時代のジフン


検事時代のジフンは、笑顔を見せないクールな人だった。悪に立ち向かい、時には上司の意見を無視して捜査する一匹オオカミ。そんなジフンの行動に眉をひそめる人もいたが、彼の捜査能力を誰もが認め、先輩のナ検事や同僚であるソ・ミンヒョク検事(チェ・デフン)も一目置いていた。

ジフンは、元検事で総理候補となっている議員、キム・ユンソプの息子であることが分かった。どうやらユンソプの息子だということを公にできない事情があるようだが、ジフンは心から父親を尊敬していることがうかがえた。

ある日ジフンは、自分が追っているJQ建設の裏金事件に父親が関わっていることを突き止める。尊敬する父の背中を追い、検事となったジフン。その事実を明らかにすべきかどうか悩むが、検事としての職務を全うすることを決意し、父を追及。その結果、父・ユンソプがビルの屋上から転落するという、謎の死をとげた。

とにかく父親を見るジフンの悲し気なまなざしが切ない。なぜ公に親子だといえないのか、詳細は明らかにされていないのだが、物語の流れで想像すると、ジフンの母はユンソプの愛人だったのかもしれない。

幼い頃から、会いたい時に父親に会えない寂しさを感じてきたジフン。ずっと父親を恋しく思っていることが痛いほど伝わってくるのが、ユンソプとともにジャージャー麵を食べるシーンだ。

ジャージャー麵を食べながら「おいしい」と笑顔を見せるジフン。なぜジフンはジャージャー麵が好きなのか、その理由が明らかになり胸が熱くなる。第1話では、食べていたジャージャー麵をマリにひっくり返され、怒っていたジフンだが「なるほど、そういうことだったのか」と納得するシーンにもなった。


ジフンが心を寄せたジュヨンとの悲しい別れ



ジュヨンに結婚を申し込むジフン


父の死に直面し、傷心のジフンの力になったのが、弁護士のイ・ジュヨン(イ・チョンア)だった。

マリの祖父が代表弁護士を務めるペク法律事務所のエース弁護士として、JQ建設の弁護を担当していたジュヨン。ジフンとは「敵方」として法廷で出会ったが、ジフンの捜査手腕を目の当たりにしたジュヨンは、やがて一人の男性として意識するように。

「私と会っている時に3回笑ったら付き合って」と粋な方法でジフンにアタックする、積極的でかつ魅力的な女性だ。

当初はジュヨンに関心を示すことはなかったジフン。しかしまわりの人間が背中を向けた時、寄り添ってくれたジュヨンに3回笑顔を見せる機会が訪れ、2人は晴れて付き合うようになる。

それから2年後、ジュヨンはペク法律事務所を退所し、独立することを決意。1000ウォンの受任料で案件を引き受ける弁護士事務所を立ち上げた。ジフンはジュヨンとともに人生を歩んでいくことを決意し結婚を申し込むが、その直後に悲劇が訪れる。ジュヨンがジフンの父の死に関わる秘密を知ってしまったために、何者かに襲われ命を落としてしまうのだ。

最愛の人を悲劇的な状況で失ったジフン。泣きはらした目をかくすためにサングラスをつけ、ジュヨンが立ち上げた事務所へ向かう。そこにジュヨンが初めて受けた顧客で、のちに事務長となるサ・ムジャン(パク・ジヌ)が現れた。これがまさに「わずか1000ウォンの弁護士」が誕生した瞬間だった。


ナムグン・ミンの演技の振れ幅を堪能できる2話 今後の展開は?



ジュヨンを見つめるジフンの目は優しかった


第7話と第8話を観終わって、放心状態になった人も多いのではないだろうか。これまでのおちゃらけた弁護士・ジフンの姿はどこにもなく、クールで物悲しい表情を見せるミン。改めて、彼の演技の振れ幅の大きさを目の当たりにした。

なぜいつもサングラスをしているのか、右手の小指にはめている指輪の謎、そして1000ウォンの受任料で事件を引き受けるようになった経緯も明らかになった。こんなに悲しい物語があったのだと思うと、これまでゲラゲラ笑ってドラマを見ていたことが嘘みたいだ。

第9話では、これまでどおり弾けたジフンが帰ってきた。マリやムジャンに対して「しばらく出番がなかったから…」といったせりふを言うなど、笑いのポイントもたくさんある。

3人のコンビネーションはもはや物語に欠かせない


しかしジフンを襲った2つの悲劇は何一つ解決していない。ジュヨンの死をきっかけに、検事を辞めてジュヨンの弁護士事務所を引き継いだわけだが、「検事でいるかぎり、2つの事件を解明できない」と考えたことが理由の一つでもある。巨大な勢力がこの2つの事件の背後にあることは間違いない。1000ウォンの弁護士を続けながら、ジフンはひそかに2つの事件を追い続けているのだろう。

そして第9話の最後、ついにジュヨンを殺した犯人と思われる人物が登場した。その人物を凝視し、手を握り締めるジフン。

当初の予定より話数が減り、12話が最終回になるという本作。ジフンが味わってきた無念の想いは日の目を見るのだろうか。そしてマリはどのように関わっていくのだろうか。本作をじっくり最後まで見届けたい。

※『わずか1000ウォンの弁護士』ディズニープラス スター独占配信中
(c) 2022 Disney and its related entities

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■筆者プロフィール

咲田真菜

舞台・映画・韓国ドラマの執筆を手掛けるフリーライター。映画『コーラスライン』でミュージカルに魅了され、あらゆる舞台を鑑賞。『冬のソナタ』で韓国ドラマにハマって以来見続け、その流れで韓国映画、韓国ミュージカルにも注目するようになる。好きなジャンルはラブコメ、ファンタジー、法廷もの。ドロドロした愛憎劇は苦手。好きな俳優はイ・ビョンホン、イ・ジョンジェ、ヒョンビン、キム・ドンウク、チャン・ギヨン。いつか字幕なしで鑑賞したいと韓国語を勉強中。

《咲田真菜》

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