17日放送の連続テレビ小説『舞いあがれ!』第34話では、舞(福原遥)とめぐみ(永作博美)、そして祥子(高畑淳子)という3世代の「心の雪解け」が描かれた。
祥子の家に身を寄せていた舞のもとを、めぐみと浩太(高橋克典)が訪ねて来る。舞は両親に、パイロットになりたい意志を改めて伝える。娘の夢を心配しためぐみだったが、その熱意にほだされ、航空学校に行くことを認める。
めぐみも、祥子と衝突した過去があった。大学時代に知り合った浩太と結婚して町工場を支えようと、大学を中退したいと申し出るも、祥子は猛反対。めぐみが「もう決めたけん。浩太さんと一緒に大阪で生きていくけん」と宣言すると、売り言葉に買い言葉で祥子も「なら勝手にせんね!2度と帰ってこんでよか!」と勘当同然で、2人を冷たく見送った。
今回、めぐみと舞とのやり取りを見ていた祥子。めぐみに「あんとき、めぐみの話ば、ちゃんと聞いてやれば良かった」と後悔し、「すまんかったねぇ」と詫びる。そして「めぐみは大阪でちゃんと幸せになったったいね」と笑顔を向けると、めぐみは感極まり涙しながら、「あんがと、母ちゃん」と感謝する。
あした18日放送の第35話。舞が五島で皆に別れを告げている頃、久留美(山下美月)は離別していた母・久子(小牧芽美)と福岡で再会し、それぞれの心の内を語り合う。そして貴司(赤楚衛二)も失踪後久しぶりに帰宅し、両親(山口智充・くわばたりえ)に本心を打ち明ける。自分の思いを受け止めてくれる両親に有難さを感じる貴司。浩太は祥子にめぐみを連れ出したことを詫びる。