シベリア抑留の事実を学生たちに!二宮和也主演『ラーゲリより愛を込めて』学校教材DVD制作決定
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
シベリア抑留を描いた映画『ラーゲリより愛を込めて』が9日に公開を迎える。このほど、学校教材として、同作の映像を使用したDVDの制作が決定した。
第二次世界大戦終了後、約60万人の日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留された。残酷な日々に誰もが絶望する状況下でも、生きることへの希望を捨てず、ダモイ(帰国)を信じ、仲間たちを励まし続けた実在の人物・山本幡男がいた。今作では、そんな山本を二宮和也が演じるほか、妻のモジミを北川景子、山本と同じく抑留者となった男たちを松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕が熱演する。
先日、「映画を通して『シベリア抑留』の歴史を少しでも多くの方に知ってほしい、特に若い学生の方たちに観て、感じて、考える場にしてほしい」という二宮たっての想いで高校生試写会が実現。そして、さらにこうした事実を多くの学生たちに届けたいと、二宮が自ら発案&ナレーションを務め、シベリア抑留を学ぶための学校教材として、同作の映像を使用したDVDの制作が決定した。
配布される素材は約15分間の映像。「映画に出演して、みなさんに伝えたい戦争の歴史があるということを強く感じました」と二宮のナレーションからスタート。平和祈念展示資料館に展示されている、抑留者が実際に着用していた衣服や、ラーゲリを再現した模型の展示などと共に二宮がシベリア抑留について概要を説明し、「戦争や平和について考えてみませんか」と問いかけていく。その後、同作の映像を使用し、「戦争の終わりとシベリア抑留」「ラーゲリ(収容所)での生活」「家族への想い~帰国」といった大きく3つの項目に分けて、歴史が集約されている。
DVDはシベリア抑留について数多くの展示を行っている「平和祈念展示資料館」「舞鶴引揚記念館」協力の下、全国約1,500校の中学校・高校に順次申し込み案内が配布されているという。
《KT》
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