イベント前半のトークテーマは、CMにまつわる撮影秘話に。ナレーションのレコーディング時、「韓国人として発音を正確にしなければいけないというプレッシャーがあった」と振り返ったグンソク。特に“美しい”という言葉の発音に気を使ったと話し、日本語で「“うちゅくしい”、はダメですよね?」と交え、会場を和ませた。
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自身と商品の見せ方について考え、撮影の一週間程前より徹底的な自己管理を行なったというグンソク。特に「“目で表現することによって世界観に力を持たせること”が大事だと思ったので、自信とプライドを持って撮影に臨んだ」とコメント。また、撮影スタッフがケータリングのトッポギを美味しそうに食べる姿を見て、食べたい気持ちをグッとこらえたのが大変だったと明かした。
「簡単ではなかった」というのが、床を水浸しにしたセットで撮影を行なった、水を踏んでみずみずしさを表現するシーン。実際に映像に映る時用の高価で綺麗な靴と、映像には映らない時用の靴の二足の靴が用意されていたが、誤って綺麗な靴を履いて水に入ってしまったエピソードを披露。「僕はちょっとせっかちなので、高い方の靴を履いて水に入ってしまい、その時にスタッフの慌てぶりや驚いた表情、困ったような目線を感じました。その時に“ああ、もっと頑張らなければならないな”という理由が見つかりました」
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後半は、ブランドコンセプトに絡め、「まだ眠っている(いてほしい)自分の隠れた才能」は「じしんかん」(自信感)であると公表。「やはり、美しさというものは内面の自信から表われるものだと思うのです。僕自身、デビューして30周年を迎える年になるのですが、(未だに)カメラの前では緊張してしまいます。そして、自分の判断が合っているのか悩むこともあります。だから、自信(感)を持って仕事をしたい気持ちがとても強いのです。皆さんも真の力を持っていると思いますので、その力を十分信じて、1日1日頑張ってほしいと思います」
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そして最後は日本語でファン達へメッセージを送った。「コロナのせいで、軍隊を卒業して2年間ぐらい日本に来られなかったのですが、今年は特に色々なイベントや仕事で行ったり来たりしながら頑張ってきました」「来年は新しいドラマの放送も始まるし、自信感のあるチャン・グンソクをもっともっと信じて下さい。そして来年もよろしくお願いします」