昨日、最終回を迎えたドラマ『silent』(フジテレビ系)。このほど、『silentシナリオブック完全版』(扶桑社、24日発売)の5度目の発売前重版が決定。累計15万部を突破した。
川口春奈と目黒蓮(Snow Man)が共演した同ドラマは、主人公の青羽紬(川口)が本気で愛するも別れることになった高校時代の恋人・佐倉想(目黒)と8年の時を経て偶然の再会をはたし、そこに待ち受けていた現実を乗り越えていこうとする姿を丁寧に描いたラブストーリー。
24日発売の同書には、本編ではカットされたシーンも完全収録。事前予約数が好調に伸びており、5度目となる発売前重版が決定した。これで、累計15万部を突破したことになる。発売を明日に控え、脚本家・生方美久は「ドラマで描きたかった大きなテーマは、“想い”と“言葉”がどうつながっていくのかっていうこと。ひとつの言葉にひとつの感情だけが乗っているわけじゃないよね、っていうのを表現したかったんです。改めてこのシナリオブックをじっくり読んでいただいて、そういうことをみんなが考えてくれたらうれしいなと思います」とコメント。
また、ドラマプロデューサー・村瀬健は「連続ドラマには尺というものがあり、特にこの作品は余韻の部分などを簡単には切れないので、脚本の段階で、あるいは編集段階で、泣く泣くワンシーン丸ごとカットせざるを得なかったことが多々ありました。それは必要な作業とはいえ、本当に辛い作業だったんです。でも、このシナリオブックは放送していないシーンも含んだ『完全版』ですから、『silent』のさらなる魅力をぜひ堪能していただきたいです」と呼びかけている。