麒麟・川島、『ラヴィット!』生放送中に母の死去知る…涙で回顧
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麒麟・川島明が、27日放送の『ファミリーヒストリー』(NHK)に出演。昨年他界した母親・悦子さんとのエピソードが明かされた。
高校生の時、芸人を目指すと決意した川島は卒業後、吉本興業の養成所へ入所。その際、両親は反対せず息子の挑戦を認めてくれたという。 悦子さんは大阪でひとり暮らしをする川島に仕送りするため、ミシンで内職を始める。また、麒麟が地元・京都に営業に来ると聞けば出向き、テレビで放映される漫才はすべて録画し、正座しながら見ていたそう。
今回、川島が若手時代、母が送ったという手紙の下書きが遺品として出てきた。そこには励ましだけではなく、我が子をいさめる言葉も綴られていた。「明 昨日又怒っていたね」「ファンの人はよく見ていますよ ささいな事で好きになったり嫌いになったりしますよ」「やさしい時間が流れ ほっとする様な仕事をしてください お願いします」(原文ママ)
これを父の喜一さんが紹介しながら、「いわゆる(明の)道しるべだったんちゃうかな。オカンの言葉で」と言いながら涙すると、VTRを見ていた川島も思わず、もらい泣きした。
そんな悦子さんは肝臓の持病が悪化し、昨年の11月23日未明、容体が急変。翌8時、兄の修一さんは母が寝る病室で、川島が司会を務める『ラヴィット!』をつけたという。だが回復することなく朝9時7分、悦子さんは死去。この後、川島は兄からの「あとで電話ちょうだい」というLINEをCM中に確認。事態を察するが、いつも通り、番組終了まで全力で仕事に取り組んだ。番組で明かされる秘話を改めてVTRで見た川島は何度も涙をぬぐいながら、「これからさらに胸張って、芸人やりたいと思います」と誓っていた。
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