原作はスマートフォン・PC向けマンガ配信サービス「サイコミ」にて連載中の『あなたは私におとされたい』（作画：梅涼／原作：宮口ジュン）。“ゼッタイに不倫しない男”דゼッタイに不倫させる女”の駆け引きの中で「セックスレス」や「ハラスメント」などリアルな社会問題を通じ、夫婦の在り方を問う“異端の不倫マンガ”と話題の作品。
鶴嶋が若く妖艶な証券会社の新入社員・立花ノア役。村井がノアから誘惑される証券会社社員の相澤直也を、宇垣が直也と社内結婚し同じ会社で働く妻・夏菜を演じる。
ドラマ初主演となる鶴嶋は「お話を頂いたときは嬉しくもあり、座長という響きに緊張感もあり」などと振り返った。“ゼッタイに不倫させる女”という役柄については「初めて聞いたときはすごいパワーワードだなと感じました」と述懐。ただ、「原作を読んでみると、不倫をテーマに扱ったドラマにしては、露骨な表現で不倫を描いていくというよりは、人間の心情の変化だったりを細かく描いていて、キャストのそれぞれに想いがあるような作品でしたので、どうやって役を務めていこうかなと試行錯誤する時間もすごく楽しかったです」と付け加えた。
W主演の村井は“ゼッタイに不倫しない男”という役柄について、「私は絶対に不倫はしません。そもそも『不倫をしないですよ』という言い方も難しいところがあります。不倫はしてはいけないので」とキッパリ。そんな村井に、妻役の宇垣が「ほんとかなあ～」とツッコミを入れ、会見を盛り上げた。
宇垣は、登場人物たちの倫理観がちょっとずれているという原作の魅力を引き出すために悩んだことを明かした。宇垣が演じる夏菜は出世街道に乗っていて順風満帆に見えるものの「色んなところにひずみ」を持っているキャラクターで、仕事に打ち込む分、やる気がない人には冷たく当たる一面などもあるそう。
撮影中のエピソードが話題にあがると、鶴嶋は、仕事上のドラブルが降りかかったノアを直也が慰める場面があると説明し、「落ち込んでいる表情と、そのあとに見せるノアちゃんの表情の二面性というのが、小悪魔どころじゃなくて、悪魔くらいの騒ぎの二面性になっていますので、そこは楽しん頂けたらと思います」とにっこり。鶴嶋の言葉を受け、村井は「あの“悪魔シーン”は本当にビックリしました」と実感を込めてコメント。
一方、夫を誘惑される立場の宇垣は、鶴嶋が演じるノアに「ラスボスに会うみたいな気持ちで」会いに行くシーンがあるといい、「（ノアの）姿が見えた瞬間、震えが止まらないみたいな感じでした」、「カメラが回っているときは夏菜としてとっても怖かったです」などと回顧。ただ、「カットがかかると、すごい可愛い乃愛ちゃんが現れて、『今日はすごい甘いもの食べたんです』って、甘いものの話を教えてくれたり」などと告げ、「その二面性も可愛くて『落ちちゃう』と思いました（笑）」などと声を弾ませた。
