銀座にスペイン・カタルーニャのアイデンティティを表現するレストランMASIAがオープン
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シェフは1985年、バルセロナ郊外、海と山に囲まれる自然豊かなカタルーニャ州カレーリャで生まれたマテウ・ビジャレット。家庭では、日によってカタルーニャ出身の父、マドリッド出身の母、アンダルシア出身の祖母が料理を担当。幼少期よりスペイン各地の味に接していたことで、いつしかスペインの豊かな郷土料理の魅力を人々と分かち合いたい、料理人として人生を歩みたいと思うようになっていったという。大人になると、スペインの著名なレストランで働き始め、イタリア、オランダ、シンガポールと渡り歩く。その後、大阪のハジメ(ミシュランガイド三つ星)で働くチャンスを得て、米田シェフから強い影響を受けた。ハジメでの活躍が注目されると、maspiというカタルーニャレストランのシェフに就任。ユニークなコンセプトに基づくカタルーニャ料理はまたたく間に大阪に限らず全国へと広く知れ渡り、MASIAのオープンへと至った。
ビジャレットの哲学は、「カタルーニャのルーツ」、「スペインの魂」、「日本の食材」の3つ。MASIAでは、カタルーニャ産、スペイン産の食材に強く拘りつつ、日本の旬を迎えた高品質な食材を使用しながら、正統なスペインの味わい、中でもカタルーニャに深く根ざした料理を提供する。メニューコンセプトは、カタルーニャ語の「mar y montana」(海と山)。カタルーニャで何世代にもわたり受け継がれてきた、新鮮な魚介と肉を一皿の上で組み合わせる料理法をベースに、現在の技法を組み入れている。
ドリンクにもこだわっており、ワインはすべてスペイン産。深い知識とトップレストランでの豊富な経験を持つソムリエ長谷川憲輔がセレクトし、伝統的な製法を守るクラシックなスタイルのものから、若手生産者によるモダンでナチュラルなものまで幅広くカバー。ビジャレットの料理に合わせ、他にはない独自のワインペアリングを楽しむことができる。ワインのみならず、シェリー、ベルモット、ビール、低アルコールにもスポットライトを当て、スペインより優れたクオリティのものを厳選している。
MASIA
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-6 銀座ベルビア館8F
営業時間:12:00~15:00(L.O. 13:30)/18:00~23:00(L.O. 21:00)
定休日:火・水曜日
MASIA Instagram
@ masia_tokyo
《山根由佳》
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