11日放送の連続テレビ小説『舞いあがれ!』第69話では、IWAKURAを畳むことを一度は決めためぐみ(永作博美)が一転、会社の存続を宣言する。
浩太(高橋克典)亡き後、めぐみは悩んだ末、IWAKURAを畳むことに決めた。この後、信金の担当者が工場を視察。どれだけの資産価値があるか値踏みしにくるという。
すると社員たちは自ら率先して工場内や機械を掃除しながら、「社長が残したもんを最高の状態で見せんとあかんよってな」「それがIWAKURAのプライドです!」「ええ仕事は機械の手入れから始まんねんで!」と努めて明るく振る舞う。廃業を決めためぐみはその言葉を聞き、胸が痛い。
そして信金の担当者がやってきた。工場内の雰囲気に「活気がありますね」と感心する。事実、職人たちは誇りを持って働いていた。これに心打たれためぐみは「舞。お母ちゃん間違うてた」と切り出し、「会社…。潰せへん。続ける」と覚悟。めぐみの言葉に舞(福原遥)も思わず涙するのだった。
明日12日放送の第70話。従業員たちのIWAKURAへの愛情を目の当たりにしためぐみは会社を続けると翻意し、融資を受けている信用金庫の支店長にその決断を告げる。信金でIWAKURAを担当する大西(久保山知洋)はめぐみならできると後押しするが、支店長は難色を示し当座の運転資金はどうするのかを尋ねる。