「おかあさんといっしょ」第12代体操のお兄さん・福尾誠が卒業を発表！新・体操のお兄さんは現役大学生！

　NHKは、2023年度「おかあさんといっしょ」出演者交代発表会見を20日、都内にて開催。“第12代体操のお兄さん”を務めた福尾誠の番組卒業と、“新・体操のお兄さん”を現役大学生で、昨年まで新体操の選手として活躍してきた佐久本和夢が務めることを発表した。

　会見には、福尾誠と佐久本和夢のほか、4年間福尾とともに“体操のお姉さん”として番組を盛り上げてきた秋元杏月も出席。

　4年間、“体操のお兄さん”として子どもたちに親しまれてきた福尾は、「4年間を振り返ると、とにかく素敵な経験をさせえいただけたなと感謝ばかりです。スタッフの皆さま、出演者の皆さま、番組を応援してくださっているファンの皆さまのおかげで、誠お兄さんとして活動ができたこと、大変感謝しています」とコメント。「僕自身、経験と年齢を重ねて、これまでつなげていただいた体操のお兄さんという素敵なバトンを次の世代につなげたいという思いが強くなり、卒業を決意しました」と心境を語った。

　また、コロナ禍でコンサートが中止になるなど、子どもたちと触れ合える機会が少なかったことが「悔しい経験だった」とも語り、「そんな制限がある活動の中でも、体を動かして表現する体操やアクロバット、パフォーマンスを見てくださり、カッコいいと言っていただいた声が、大変励みになり嬉しかったです」と笑顔で4年間を振り返った。

　今後の活動については、「体が動く限りはたくさんパフォーマンスをしたい」と力強く語り、芸能事務所に所属して俳優活動をする可能性については、「今の段階では申し上げることはできないんですけれども、機会がありましたら検討させていただきたいと思います」と含みを持たせた。

　4年間、福尾と一緒に体操のお姉さんを務めてきた秋元は、「誠お兄さんは、とても面白くて、いつも皆が思いつかないようなアイディアで、カメラが回っていないところでも、常に子ども達が楽しめることを一番に考えている方でした。私もたくさん笑わせてもらったり、悩んでいるときは支えてもらいました」と涙をにじませながら、福尾に感謝を伝えた。

　“第13代体操のお兄さん”となる現在大学3年生の佐久本は、「まだ大学生なので、歴代のお兄さん達の中でも、誰よりもフレッシュで元気な体操のお兄さんを目指していきたいす」と意気込み。

　福尾からは「誰かの後ろについていくのではなくて、自分の新たな道を切り開く、新しい体操のお兄さんになって欲しいという言葉をいただきました」とエールをもらったことも明かした。

　佐久本のレギュラー出演は4月3日（月）放送分から、福尾の年度内最後の出演は4月1日（土）となる。