Nスペ「南海トラフ巨大地震」3月放送!ドキュメンタリー×ドラマで描く「半割れ」とは
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近い将来、確実に起こるとされる「南海トラフ巨大地震」のリアルな脅威をドラマとドキュメンタリーで描く同番組。国が示す“最悪ケース”は、M9クラスの地震が一度に起こることを想定しているが、番組では、多くの専門家が警戒する、時間差でM8を超える巨大地震が連続して発生する“半割れ”と呼ばれるシナリオを、科学的知見に基づいてドラマ化している。
ドラマパートで気象庁・大規模地震課に勤める職員を演じた仁村は、「南海トラフ地震は、私が小学生とか小さい時から起きるというのは知っていて。いつの間にか私も大人になって、このドラマに参加するまで今日は来ないだろう、明日は来ないだろうと、どこか慢心している自分がいるなと気が付きました」とコメント。
ドラマの中で、南海トラフ地震の「半割れ」という現象に直面した感想について、「連続して地震が来るというのはパニックになってしまうなと感じた」といい、「改めて、こういうドラマやドキュメンタリーを見て、正しい地震の知識を付けてもらえたらなと思います」と呼び掛けた。
大坂のバネ工業の社長役を演じる松尾は、「お話をいただいたときは、東大阪の町工場の社長(役)と伺って、ちょうどほかの作品で東大阪の仕事をしないお父さんの役をやっていたので、また東大阪かと思いながらやったんですけれど…」と出演中の朝ドラ『舞いあがれ!』について話し、場を和ませながらも、「想像している以上の被害が来るんだなという意識を皆さんが持ってくれること、その覚悟が大事だなと思いました」と演じた感想を語った。
19歳の時に、阪神淡路大震災で被災した経験もある松尾。当時の様子を聞かれると、「あの揺れの激しさというのは、遊園地でどんなアトラクションに乗っても経験できないほどの揺れだった。揺れというよりも世界が回っているような、天井や壁が全部動いている感じだった。まだ19歳で体力のある若者が、恐ろしくて動けなかった」と回顧。地震後に火事が起こり「戦争中のような、向こうの方の空が真っ赤に燃えて…という恐ろしさがあった」とも語り、「僕の体験を生かしながら、巨大地震の恐ろしさみたいなものを一人でも多くの人に伝えられたら」と番組への思いを言葉にした。
「南海トラフ巨大地震」の【第1部】の前編は3月4日19時30分~、後編は同日午後22時~放送。【第2部】「“最悪のシナリオ”にどう備えるか」は、3月5日午後9時~放送。
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