堤真一が、12日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)に出演。若き日の知られざる葛藤を明かした。
90年、堤はイギリス人の演出家・デヴィッド・ルヴォーが手掛ける舞台に出演した。ところが稽古では、1~2行のセリフを言っただけで「何をしたいんだ?」と何時間もダメ出しされたという。
しかも「それが何日も続いた」という堤。林修から「メンタルやられますね?」と心配されると、「やられまくりです。駅から稽古場に行くのに10分かかるが、いつの間にか車道のほうに出て行って、ひいてくれたら、稽古行かなくて済むと思うぐらい(追い詰められていた)」と回顧。
だが結局「毎日、ひかれずに着いてしまった」と後悔していたという堤。ある日、ルヴォーが顔を間近に近づけて「今日お前がちゃんとやらないと絶対帰さない!」と詰めてきたそう。最初はルヴォーが怖かったという彼も「めちゃくちゃ腹立ってきた」と怒り心頭。長セリフを思いのままに喋ると、ルヴォーから「よし、今日はこれで終わり。明日からは次のランクに行く」とお褒めの言葉が。堤は「一番大事な心の内ができていなかった。言い方だけでやっているのを見抜かれていた」と話していた。