室井滋が、30日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にゲスト出演。下積み時代に見つけた思わぬ“才能”を明かした。
若い頃、女優を目指して事務所に入った室井。だが演技のオファーが入ったらアルバイトも辞めなければいけないというジレンマに陥ってしまう。
そこで、「家でもできるアルバイトがないかと思っていたら、先輩から『ロケ弁の話をちょっと書いてくれない?』」と、原稿の執筆を依頼されたそう。それを書きあげて提出したところ、「なかなか上手に書けているからこういうのをやったらいいのに」と、まさかの高評価をもらったという。
「これはいいわ!」と、大学の先輩や出版社に勤めている知り合いに「何でもいいから書かせてもらえないか」とお願いすると、少しずつ書く仕事が増加。念願の初のエッセイ『ムカつくぜ!』(文春文庫)は100万部の大ヒットを記録した。現在はエッセイストとしても活躍する彼女だが、その時の莫大な印税について「(銀行のATMに何回となく)キャッシュカードを入れても入れても(お金が)出て来るので、どうしていいか分からなかった」と述懐していた。