光石研、不遇の時代からの転機 若手監督との出会いで変わった | RBB TODAY

光石研、不遇の時代からの転機 若手監督との出会いで変わった

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光石研【撮影:浜瀬将樹】
光石研【撮影:浜瀬将樹】 全 1 枚
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 名バイプレイヤーの光石研。その知られざる転機が、3日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)の中で明かされた。

 「食えるようになったのは40歳過ぎ」と語った光石。それまでアルバイトは一切してこなかったと述べ、「奥様の貯金と、そんなんで…」と笑った。加藤浩次から「食わせてもらっていた?」と聞かれると、「いやいや、食わせてもらってたっというのは言葉悪いですね。支えてもらってた」と訂正。

 折しもバブルが崩壊し、不景気で製作費が抑えられる中、若手監督が低予算で斬新な映画を撮り始めた時期だった。例えば青山真治、岩井俊二といったクリエイターが現れたが、彼らと同世代だった光石は「それで何か使っていただくようになった。それが1回が2回、2回が3回となっていった」と、オファーが広がるようになっていったと回顧。

 ただ先の青山や岩井といった監督について彼は「この人たちは俺を撮ってないな、役者を撮ってなくて作品を撮ってるんだな」と実感したそう。そこで「僕ら俳優部は、照明部とか撮影部とか録音部とか部署があって、その中の1つの俳優部に過ぎないと思えてきた」と話していた。


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《杉山実》

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