岩手県在住の菅澤佳子さん62歳は、20年来のGACKTの大ファン。ファンクラブにも在籍し、ライブはもちろん、年に1度の海外旅行ツアーにも欠かさず参加していた。だが今から14年前の48歳のとき、ガンが判明。「5年生きられないかもしれない」と宣告された彼女は、GACKTの事務所にメールを送り、不安な胸の内をつづった。
すると1週間後、なんとGACKT本人から「あきらめたら終わるぞ 頑張るんだ 来年もライブで待ってるぞ」という激励の返信が返ってきたという。その後も菅澤さんは2年間で10通以上のメールを送るが、そのたびに彼は前向きになれる言葉を何度もくれたそう。その言葉を支えに菅澤さんは辛い治療を乗り越え、ガンを克服。ライブに再び行けるようになったことが分かった。
今回、菅澤さんがGACKTとスタジオで再会。すると彼は「毎回(ライブなどに)来られるファンの方は覚える」としたうえで、「ファンの死に目に立ち会ったことがある」と思わぬ告白。親族から「今、意識不明になっているので、一度だけ顔を見せてやってもらえませんか」という連絡が来ると、その申し出に応じて向かうことがあると語った。
続けて「そのたびに自分の力のなさというか、結局何もしてやれなかったという思いが毎回残っている」と告げ、「少なくとも自分のファンには最後まで笑顔でいてもらいたいという気持ちがある」と吐露。菅澤さんにも「笑顔でいてください」とメッセージを送った。