「第76回トニー賞授賞式」で『キンバリー・アキンボ』が最多5冠!ノンバイナリー公言の俳優2人が初受賞も | RBB TODAY

「第76回トニー賞授賞式」で『キンバリー・アキンボ』が最多5冠!ノンバイナリー公言の俳優2人が初受賞も

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キンバリー・アキンボ(ミュージカル作品賞) 写真:AP/アフロ
キンバリー・アキンボ(ミュージカル作品賞) 写真:AP/アフロ 全 18 枚
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 「第76回トニー賞授賞式」が12日(現地時間)に開催された。

 今年は全米脚本家組合のストライキにより台本がない異例の事態。そして、ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』の舞台となったニューヨーク市マンハッタン区ワシントンハイツのユナイテッド・パレスで初めて実施された。

 ミュージカル部門では、常人の数倍の早さで老いていく16歳になる女子高生を描いた『キンバリー・アキンボ』がミュージカル作品賞、ミュージカル主演女優賞(ヴィクトリア・クラーク)、ミュージカル助演女優賞(ボニー・ミリガン)など最多5冠を獲得。

 最多12部門13ノミネートの『お熱いのがお好き』は、ミュージカル主演男優賞(J・ハリソン・ジー)など4冠となった。演劇部門ではトム・ストッパード作、ユダヤ人一族の四世代にわたる物語を描いた『レオポルトシュタット』が演劇作品賞、演劇演出賞、演劇助演男優賞(ブランドン・ウラノヴィッツ)、衣装デザイン賞(ブリジット・ライフェンシュトゥール)の4冠に輝いた。なおストッパードの作品が作品賞に輝くのは5度目。85歳で自らの持つ最多記録を更新した。

 演劇主演女優賞は、ジョディ・カマーがひとり舞台の『プライマ・フェイシィ』でブロードウェイデビューにして授賞。そして J・ハリソン・ジー(『お熱いのがお好き』)とアレックス・ニューウェル(『シャックト』)が、性自認を明言していないノンバイナリーを公言している俳優として初めてノミネートされていたが、それぞれJ・ハリソン・ジーがミュージカル主演男優賞、アレックス・ニューウェルがミュージカル助演男優賞に輝き歴史的な回となった。

 なお、当日の模様は17日21時からWOWOWライブとWOWOWオンデマンドで放送・配信。

<主な部門受賞結果>
・演劇作品賞 『レオポルトシュタット』
・ミュージカル作品賞 『キンバリー・アキンボ』
・演劇リバイバル作品賞 『トップドッグ/アンダードッグ』
・ミュージカル・リバイバル作品賞 『パレード』
・演劇演出賞 パトリック・マーバー『レオポルトシュタット』
・ミュージカル演出賞 マイケル・アーデン『パレード』
・演劇主演男優賞 ショーン・ヘイズ 『グッドナイト、オスカー』
・演劇主演女優賞 ジョディ・カマー『プライマ・フェイシィ』
・演劇助演男優賞 ブランドン・ウラノヴィッツ『レオポルトシュタット』
・演劇助演女優賞 ミリアム・シルヴァーマン『ザ・サイン・イン・シドニー・ブルースティーンズ・ウィンドウ』
・ミュージカル主演男優賞 J・ハリソン・ジー『お熱いのがお好き』
・ミュージカル主演女優賞 ヴィクトリア・クラーク 『キンバリー・アキンボ』
・ミュージカル助演男優賞 アレックス・ニューウェル『シャックト』
・ミュージカル助演女優賞 ボニー・ミリガン『キンバリー・アキンボ』
・功労賞 ジョン・カンダー/ジュエル・グレイ

《KT》

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